知らない人と英語で話すとき、「話続くかな?」「上手く話せなかったらどうしよう?」と不安になることもあるでしょう。しかし、最小限の準備をしていれば、大きく失敗するとこはなく、心に余裕もできるものです。今回は、知らない人との英会話を成功させるため、話す前に絶対にやっておきたい五つのことを紹介します。
1 自分について話せる話題を予習
知らない人と話す第一歩は、自分について話せるようになっておくことです。特に、相手に興味を持ってもらえるようなユニークな趣味や過去の面白い話などがあれば、必ず会話の中で役に立ちます。まずは、そういった話のネタや面白いエピソードを探してみましょう。
話すべきことが見つかったら、それを話すために最低限必要な単語を覚えておく必要があります。
例えば、あなたが珍しいペットを飼っていたとしましょう。もしあなたがその動物の英語名を知らなければ、そのペットについて話すことが非常に難しくなります。しかし、事前にほんの少し時間をとってその動物を英語で何というか調べておけば、それだけで劇的に話しやすくなるでしょう。
このほんの少しの一手間があるかないかで会話のはずみ具合が変わることもあるので、ぜひ試してみてください。
2 相手への質問を用意する
相手への質問を考えておくことも、会話を途切れさせず、心に余裕を持って話すのに役に立ちます。
もちろんその場で臨機応変に質問ができればベストですが、上手くいかないこともあるので、そういうときのために質問を用意しておきましょう。
質問の内容に関してはあまり深く考える必要はありません。大切なのは、一つ目の質問から話を掘り下げて行くための、二つ目以降の質問です。
例えば、あなたが「Where are you from?」と質問し、相手が「Boston」と言ったとします。もしあなたがボストンについて何も知らない場合、ここで「I see」と言ってしまえばその会話はそこで終わりです。
しかし、「What kind of place is it?」「How is life there?」のような質問ができれば、ボストンについて何も知らなくても会話を膨らませることができます。
こう言った「二つ目以降の質問」がすぐに出るようになれば、会話がかなり続くようになるので、そこを重点的に準備しておきましょう。
また、この他にも相手の質問をそのまま返したり、自分の話題から上手く質問につなげたりする方法も覚えておきましょう。
例えば、「趣味は何ですか?」と聞かれた場合、「I like to play baseball. How about you? What do you like to do?」という風に同じ質問で返したり、「I play the piano. Do you play any instruments?」という風に自分の答えから派生させたりすることができます。
これが上手くできるようになると、会話も弾みやすいので、ぜひ覚えておきてください。
3 あいづちのレパートリーを知る
英会話に慣れていないときは、あいづちが単一化しがちです。
あいづちのレパートリーが少ないと、話し相手に「私の話面白くないのかな?」「それしか言うことないのかな?」と思わせてしまうかもしれないので、「ちゃんと聞いてるよ」とアピールする上でも、あいづちの種類をいくつか増やしておくと良いでしょう。
よく使う主なあいづちをいくつかピックアップしました。これを参考にしてみてください。
基本のあいづち
I see. (なるほど)
Uh-huh.(なるほど)
Right. (だね)
OK?(それで?)
本当に?
Really?
Seriously?(マジ?)
Are you serious?(マジなの?)
ありえない
No way!(まさか!)
I can’t believe it.(信じられない)
さらに驚いた場合
What the hell?(なんてこった!)
Wait, what?(え、何だって?)
すごいじゃん
That’s amazing.
That’s awesome.
Great.
いいなー
Sounds good/nice.(良い感じじゃん)
That’s so nice.(いいなー)
I’m jealous.(羨ましいなー)
最悪じゃん
That sucks.
That’s terrible/horrible.
4 必ず使うフレーズを知っておく
英語初心者・中級者なら、会話中ほぼ100パーセント使うであろうフレーズというものがあります。もしほとんどの場合使うのであれば、先に覚えるに越したことはありません。
以下にその例をいくつか用意したので、ぜひこれを覚えてから英会話に臨んでください。
質問などをもう一度繰り返してほしいとき
Could (can) you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)
Sorry.(pardon と同じ感じで聞き返すとき)
Sorry, what did you say?(すいません、何て言いました?)
意味がわからなかったとき
Sorry, I don’t understand. (すいません。わかりませんでした)
What does that mean? (どう言う意味ですか)
Can you rephrase it? (違う言葉でもう一度言ってもらえますか?)
考える時間がほしいとき
Hold on.(ちょっと待って)
Hold on, I’m trying to process / remember.(待ってね、今考えてる・思い出してる)
上手く説明できないとき
How can I say…(何て言えばいいかな…?)
英語訳がわからないとき
How do you say it in English?(英語で何て言うんだっけ?)
What do you call it in English?(英語でなんて言うんだっけ?)
What’s it called in English?(英語で何て言うんだっけ?)
5 完璧は目指さないと心に決めておく
最後に、英会話をする上で覚えておいてほしいのは、完璧を目指す必要はないと言うことです。
日本人は英語を話すとき、文法的に正しい英語を話そうとしがちです。しかし、それではなかなかスムーズに話せませんし、間違えるのが怖くなってしまいます。
そうではなく、英語は母国語ではないのだから、どれだけ間違えても構わないのだと気楽に構えましょう。文法的に合っていなくても、要所がつかめていれば英語は通じますし、まず何かを話さないと英会話の力はつきません。
また、会話中は正しい英語で話すよりも、間違えることによって学ぶことの方が多いので、間違えに行く勢いで自分の今のレベルに自信を持って会話に臨みましょう。
まとめ
英会話はハードルが高いと感じている人も、今回紹介したことを押さえれば、心に少し余裕を持って会話ができるはずです。英語で知らない人と話すのが不安なときは、まずはしっかり準備をして、会話中は見栄を張ることなく、ありのままの自分で頑張ってみましょう。
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