フォーマルな英語ライティング(論文・レポート)を書く3つのコツ

論文やレポートなどのフォーマルな英語ライティングには、普段の話し言葉や書き言葉と異なる部分が様々あります。

しかし、その多くが英語独特なルールや慣習のため、日本語を母国語とする人にとってはかなり厄介です。

今回は、たくさんあるルールの中でも、文章を一気にフォーマルに変えることができる、重要な三点を取り上げて説明します。

是非ここに書かれている内容を実践して、フォーマルなライティングを目指してください。

フォーマルな単語を覚える

英語のライティングをフォーマルに変える手っ取り早い方法は、フォーマルな単語を使うことです。

英語の単語には、フォーマルなものとインフォーマルなものがあります。

例えば、「happy」という単語をフォーマルなライティングで使うことはほとんどありません。

代わりに、状況に応じて「joyful」「pleased」「contented」「delighted」などといった単語を使います。

このようなフォーマルな単語とインフォーマルな単語は、慣れてくるまで感覚を掴むのが難しいかもしれません。

コツとしては、いろんな意味に取られてしまう単語はインフォーマルとみなされます。

例えば、「good」という形容詞は、「effective」「suitable」「favorable」など、さまざまな意味に解釈することが可能です。

そういった曖昧な単語は基本インフォーマルなので、気をつけましょう。

また、日常会話で頻出する単語も、多くがインフォーマルです。

例えば、「get」「make」「go」「see」「give」「look」など。

絶対に使ってはいけないということはありませんが、こういう単語を使うときは、もっとフォーマルな言い方がある場合が多いので、もう少し吟味した方が良いでしょう。

今回は、例として以下でインフォーマルな単語をフォーマルに直す例をいくつか紹介します。

「(インフォーマル)→(フォーマル)」となっているので、参考にしてみてください。

(名詞)

  • kids → children
  • job → occupation
  • chance → opportunity
  • people → individuals
  • boss → employer

(動詞)

  • see → observe
  • buy → purchase
  • give → provide
  • ask → enquire
  • help → assist
  • get → receive/obtain
  • want → desire
  • think about → consider
  • show → demonstrate
  • keep → preserve
  • look for → seek
  • look like → resemble
  • look at → examine
  • say sorry → apologize

(形容詞)

  • right → correct
  • wrong → incorrect
  • big → large
  • small → insignificant
  • cheap → inexpensive
  • smart → intelligent
  • okay → acceptable
  • sick → ill
  • rich → wealthy
  • tired → exhausted
  • funny → humorous

ネイティブの書いた論文などのライティングを読んでいると、自然にどんな単語が好まれるのかが分かってきます。

単語のチョイスが変わるだけでも、ライティングのフォーマル度が格段に上がるので、まずはこの点から気をつけて勉強してみましょう。

複雑な文章を使う

論文やレポートといった形式の文章では、単純な文はあまり好まれません

例えば、次の文を読んでみてください。

He is wealthy. But he is not contented.

この二つの文は、どちらも単純するぎるので、このままではフォーマルなライティングには不適切です。

これをよりフォーマルにするには、次のように文を繋いで、以下のようなもう少し複雑な形にしましょう。

Although he is wealthy, he is not contented.

または、次のような形でも構いません。

Despite his wealth, he is not contented.

このように、二つ以上のパーツ(節)からなる文が、論文やレポートの中では多く使われます

こういった文を作るには、接続詞なら以下のようなものを使いましょう。

  • because
  • while
  • even though
  • whereas
  • if
  • before
  • after
  • until
  • but
  • yet
  • as

また、その他にも関係代名詞を使って修飾することで、文を複雑化することができます。

例えば、次の文をみてください。

A soldier killed the monster. It came from the sea.

この文は、次のように関係代名詞を使うことでより複雑な一つの文になります。

A soldier killed the monster, which came from the sea.

英語で論文やレポートを書くときは、以上のような方法で文を複雑化させることを心がけましょう。

フォーマルなライティングでは、平均で一文15〜20単語が良いとされています。

ほとんどの文が大体この範囲に入るようにして書いていけば、読者にフォーマルな印象を与えることができるようになるでしょう。

客観性>主観性

フォーマルなライティングでは、主観性よりも客観性が重要視されます

というのも、論文などのライティングは新しい情報を与えたり、読者を説得させたりするためにあるので、「私は〜思います」というような主観的な情報では、信頼度や説得力が弱いのです。

そのため、論文やレポートでは、一人称(I, we)を用いることは基本ありません

二人称もあまり使われることはなく、三人称で書くことがスタンダードです。

文章から「I」「We」「You」が抜けるだけでも、フォーマル感がかなり出るので、これらは使わないようにしてください。

また、フォーマルなライティングでは、客観性を出すもう一つの方法として、引用や出典というものが重視されます。

書いてある主張にしっかりと客観的な根拠があることを示すためには、他の文献などを引用して、その出典元を明記することが大切です。

逆に、筆者がただただ自分の憶測だけで書いたものは、客観的根拠がないために、弱い文章とみなされてしまうでしょう。

これら二点に注意して、より客観性のある文章を書くようにしていきましょう。

まとめ

今回紹介したように、フォーマルなライティングでは、ボキャブラリー、文章の複雑さ、客観性の三点が重要になります。

これらは日々のライティングで意識することで、自然に身についていくもの。

普段からこの三点を意識して、ライティングを勉強するようにしましょう。

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