英語でのエッセイの書き方を5つのステップでマスターする方法

はじめまして。現役大学生のHidekiです。 英語の塾や英会話教室に通った経験はありませんが、高校時代にアメリカの大学に受験しました。今はその大学で絶賛勉強中です。

大学の授業や留学の申し込みなど、英語でエッセイ(小論文)を書く機会は多々ありますが、突然英語でエッセイを書くとなっても、書き方がいまいちわかりませんよね。今回は、今更訊けない基礎的な部分から、知っていて損しないコツまで、英語でのエッセイの書き方を5つのステップで説明します。

ステップ1:エッセイの構成

まずは英語のエッセイがどのような構造になっているかを理解しましょう。

エッセイは三つのパートで構成される

英語のエッセイは、基本的に「Introduction」「Body」「Conclusion」の三つのパーツで構成されています。

Introduction」はエッセイの頭の部分で、機能としてはエッセイの導入部にあたります。基本的にはこの部分の最後の方で、簡潔に自分の意見や考え(=結論)を述べます。この結論部は「Thesis statement」と呼ばれ、エッセイの中で最も大事な部分です。

Body」は日本の小論文でいう本論に当たる部分です。エッセイの中で最も長いパートであり、ここではIntroductionで述べた自分の意見に関して理由づけをします。

Conclusion」はよく結論と言われますが、むしろ「まとめ」と言った方がしっくり来るかもしれません。このパートでは、結論をもう一度確認した上で、Bodyで話したことを要約します。

ステップ2:エッセイのアウトラインの書き方

英語で書くエッセイの構成を理解したところで、まずはエッセイの設計図となるアウトラインを書いてみましょう。

エッセイに欠かせないアウトライン

アウトラインとは、エッセイの要点になる部分だけを簡潔にまとめた概略です。アイデアをまとめる作業に時間をケチってエッセイを書き始めると、あとあと内容に矛盾が出てきたり、論理的に話を進められていなかったりします。しかし、アウトラインを書いて、エッセイの流れを最初にだいたい掴んでいれば、あとはそれを肉付けするだけで、バランスの取れたエッセイが書けます。

アウトラインの書き方

まず、新しいワードのページを用意し、「Introduction」「Body」「Conclusion」の三つを箇条書きにします。

Introduction」の下の部分には、結論(=Thesis statement)を書きましょう。例えば、英語教育に関するエッセイなら、そのThesis statementは「日本の英語教育は幼稚園から始まるべきである」や「日本人の英語力の低さは、ネイティヴの教員の少なさに起因している」のようになります。

次に「Body」です。この部分では、結論を支える根拠を述べていくことになります。基本的には、この根拠となるようなアイデアの数だけ段落が増えると思っておいても良いでしょう。

例えばあなたの結論が、「英語は日本人にとって難しい言語である」だとします。この場合、結論に理由づけするために、あなたは「英語は文法が日本語と全く異なる」や「英語は日本語にない音を持っていて発音しにくい」などと根拠を挙げることができます。このようなアイデアの一つ一つが、それぞれの段落の主題となるのです。

アイデアをひとしきり挙げられたら、次はさらにそれをサポートするための事例を書き出しましょう。先ほどの「英語は文法が日本語と全く異なる」を例に取れば、「主語や動詞の語順が違う」や「動詞の活用が不規則」などを事例として挙げることができます。これを段落ごとにいくつか箇条書きで書いておくと、実際にエッセイを書いている途中でつまづくことが無くなるのでおすすめです。

Conclusion」は基本的にまとめなので、特に詳しく書く必要はありません。

ステップ3:エッセイのIntroductionの書き方

それではいよいよIntroductionの執筆に入っていきます。Introductionは、大きな話題、一般的な話題から入り、徐々に具体的な、細かな内容へとシフトしていきます。

「英語は日本人にとって難しい言語である」の例だと、まずは英語全般のことや、英語関連でよく起こる問題について話し、徐々に英語にフォーカスしていくといった感じです。この入りの部分が面白いと、読む側を読み続けたいと思わせることができるので、余裕があれば面白い掴みを考えてみましょう。疑問文から始めるのは陳腐だとされていますが、最初の方はそれでも構いません。とにかく何か、読者の興味をひけるものを見つけてみてください。

このあとは、Bodyの内容に少し触れながら、Thesis statementまで持っていきます。ここまでをうまく論理的に展開できるかどうかがIntroductionの肝になるでしょう。

ステップ4:エッセイのBodyの書き方

次にBodyを書いていきます。BodyはIntroductionと違って複数の段落から成り立ちます。それぞれの段落の頭にくるのは、「Topic sentence」と呼ばれる文です。Topic sentenceとは、段落で語るアイデアを簡潔に一文ないし二文で述べるもので、これ以降の文章はそのアイデアをサポートする内容となります。

アウトラインでアイデアや事例をしっかりと書けている場合、Bodyを書く作業は基本的にアウトラインの肉付けです。アウトラインに書いてあることを、その順序を崩さずに詳しく説明していきましょう。流れ的には、Topic sentenceがあって、事例1、事例2、事例3…と続いていくような形です。

ここで気をつけたいのが、段落と段落のつなぎ目です。もちろん段落ごとに内容は違いますが、一つのエッセイとして流れを作ることも重要なので、書き終わったら、つなぎになる部分がうまく次の内容へ誘導できているかを確認しましょう。

ステップ5:Conclusionの書き方

最後にConclusionを書きます。実は、Conclusionの内容はIntroductionとほぼ変わりません。ただし、内容的な順番は逆になります。

まず、Conclusionの冒頭でThesis statementを再び述べます。もちろん全く同じ文章を使ってはいけません。内容は変えずに、言い方を変えてみましょう。

次にくるのがBodyの要約です。Bodyで述べた要点を簡潔にまとめましょう。

最後の締め方は、書き手に委ねられていますが、多くの場合は読者に何かを促したり、主題に関する未来の予想を述べたりします。「英語は日本人にとって難しい言語である」がThesis statementなら、「小さいときから英語を勉強するのが良いでしょう」や「いずれ英語は日本では使われなくなるでしょう」などと言うことができるでしょう。ただし、ここで新たな情報を盛り込んでしまわないように注意してください。

エッセイの書き方のまとめ

英語のエッセイは一見書くのが難しいように思えますが、基本的な形式が決まっている分、構成についてあまり考える必要がないので、アウトラインができていればそれほど難しくはありません。まずはこれを参考に、一本エッセイを書いてみてはいかがでしょうか。

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