【Netflix】英語のリスニングと人権·差別問題を同時に勉強:おすすめの洋画7選

昨今、人権・差別問題が注目されていますが、Netflixにはこういった問題を扱った映画やドラマなどがたくさんあります。

これらを使えば、社会問題の理解が深まるだけでなく、英語やリスニングの勉強にもなること間違いありません。

今回は、英語学習に使え、かつ人権・差別問題を学ぶことができるNetflix作品を紹介します。

特に、欧米への留学を考えているのなら、こういった社会問題への関心を持っておくことが大切なので、是非参考にしてみてください。

When They See Us(映画)

『When They See Us』(邦題:ボクらを見る目)は、1989年に実際に起きたジョガー性的暴行事件を元に制作されたドラマです。

ドラマで描かれるのは、女性を強姦したとして捕まった5人の黒人少年たちとその家族。

身に覚えのない容疑で捕まった少年たちは、警察によって嘘の証言を供述させられ、裁判にかけられてしまいます。

その裏に見えるのは、アメリカ全土に蔓延っている「黒人」や「黒人男性」に対する偏見やステレオタイプ

ドラマで描かれる一連の出来事は、差別意識というものが、現実でどれほどの脅威になり得るかを教えてくれます

題材となっているのは歴史的にも重大な法的失敗であり、そういった歴史を知る上でも、とても重要な作品です。

13th(ドキュメンタリー)

『13th』(邦題:13th -憲法修正第13条-)は、法律や警察が人種差別に加担してきた歴史を紐解くドキュメンタリーです。

本作品では、奴隷制度が撤廃された後も、「大量投獄」という形で実質的に同じような人種差別が今日まで続けられてきたと解説します。

「正義」を掲げ、人権を「尊重」し、市民を「守る」ための法律と警察が、どれだけ「不当」に黒人を扱い、黒人の人権を「侵害」し、黒人たちを「苦しめ」てきたか。

ジョージ・フロイド氏が白人警察官によって殺されてしまった事件とも密接に関連する作品となっており、これを見れば、なぜ彼の死がこれほど大きな運動を巻き起こすことになったのかが分かります。

Dear White People(ドラマ)

『Dear White People』(邦題:親愛なる白人様)は、黒人の大学生たちの生活を描くことで、アメリカで日常的に存在する人種差別に真っ向から向かい合ったドラマです。

ドラマの中では、黒人大学生たちが、それぞれ様々なタイプの人種差別に巻き込まれていきます。

彼らがそれぞれ苦悩や奮闘する姿を見ることは、人種差別というものが現実世界でどのような形で現れ、どのように黒人たちを苦しめているのかを理解する上でとても役立つはずです。

どういう行為が「人種差別」で、どういった人が「差別主義者」や「レイシスト」と位置づけされるのか。

日本では理解が進んでいないこういった側面を、うまく描き出していて、自分自身が「レイシスト」にならないためにどうすれば良いのかも、作品を見れば自ずと分かってくるようになっています。

大学生活がメインのストーリーになっているので、特にこれから海外へ留学に行く人には必見の作品です。

LA 92(ドキュメンタリー)

『LA 92』は、1992年に起きたロサンゼルス暴動の様子を、ニュースや各種メディアでの報道や、当時の映像、音声などを組み合わせて伝えるドキュメンタリー映画です。

ただ淡々と当時の映像を集めて流すという構成になっていて、この作品のために誰かがインタビューされたり、暴動についてコメントしたりする、ということはありません。

そのため、作品内で、誰かが「ここが人種差別なんだよ」と教えてくれることはなく、自分で見ている映像を解釈する必要があります。

しかし、それでも尚、見て明らかに分かるほどにひどい「黒人差別」の姿が映し出されており、非常に説得力のある作品となっています。

Do the Right Thing(映画)

『Do the Right Thing』(邦題:ドゥ・ザ・ライト・シング)は、人種差別を扱った1989年制作のセンセーショナルな映画です。

舞台はニューヨクのブルックリン。

一年で最も暑いその日、穏やかな日常は、人種間の衝突によって突然暴動へと変化していきます。

公開当時、さまざまな議論を巻き起こした本作。

少し古い映画ですが、昨今の状況とは無関係ではなく、人種差別という問題がその当時からあまり変化なく続いていることが分かります。

Becoming(ドキュメンタリー)

人種差別の問題は、元ファーストレディにとっても無関係ではありません。

『Becoming』は、オバマ大統領の妻・ミシェル・オバマを追ったドキュメンタリーです。

大統領夫人としての彼女はよく知られていますが、それ以前・以後の彼女の人生を知っている人は少ないでしょう。

このドキュメンタリーは、そんなファーストレディとしてではないミシェル・オバマの姿を見せてくれます。

Moonlight

『Moonlight』(邦題:ムーンライト)は、黒人でゲイの少年が成長していく過程を描いた映画です。

黒人のコミュニティの中で、生まれた時から否応なしに暴力やドラッグと隣り合わせで生きていく少年。

幼い彼が出会った一人の大人は、「自分の道は自分で決めろよ。周りに決めさせるな」と告げます。

しかし、それは黒人でゲイの彼にとっては、言葉以上に難しいことで、やりたいことは何もできず、現状を生きていくので精一杯になっていくのでした。

この映画は、そういったマイノリティとしての現実というものを、ただただありのまま見せてくれます。

ゲイの黒人として生きるということがどういうことなのか。

この作品は、現実に存在する人種差別や性差別の形に興味を持つ第一歩になるはずです。

まとめ

こういった映画やドラマを観て分かるのは、人種差別は過去の問題ではないということです。

人種差別というと、黒人の奴隷制度のようなものを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、今ではそれが、もっと見えにくい形でマイノリティを虐げています。

そして、その全体像が見えてくれば、この問題は欧米社会だけのものではなく、日本の問題でもあるということが見えてくるはずです。

これらを見ながら、社会問題を学ぶと同時に、英語学習にも役立てていきましょう。

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