はじめまして。現役大学生のHidekiです。 英語の塾や英会話教室に通った経験はありませんが、高校時代にアメリカの大学に受験しました。今はその大学で絶賛勉強中です。
リーディングの勉強は、かなり根気がいりますよね。難しい内容だと途中で挫折しそうになることもあって、続けるのが大変です。しかし、辛い勉強よりも、楽しい勉強の方が効率も上がり、スキルもより早く身につけられます。どうせなら、漫画を使って楽しみながらリーディングの勉強をしませんか?
漫画を使ったリーディング勉強法とは
日本で長い間親しまれてきた漫画ですが、実は海外でも人気があり、書店に行けば、英訳された日本の漫画がずらっと並ぶ本棚もよく見かけられます。今回紹介する漫画を使ったリーディング勉強法とは、このような英訳された日本の漫画を読みながら、リーディングの力をあげるというものです。
漫画を使うメリット
漫画を使った英語の学習法の最大のメリットは、先ほども説明した通り、楽しみながら勉強できるというところです。しかし、その他にも主に三つのメリットがあります。
失敗・挫折しにくい
洋書であれば、実際に読んでみるまで自分がその本を楽しめるかどうか判断が難しいですよね。しかし、もともと日本で読まれていた漫画なら、読んだことがない漫画でも事前に内容をなんとなくわかった上で、自分が最も楽しめそうなものを選ぶことができます。また、現在では有名なものからマイナーなものまで、多くの漫画がすでに英訳されているので、選り取り見取りです。そのため、自分で選んだ漫画で挫折してしまうというリスクは、洋書の場合よりも低く、失敗しにくいのです。
ニュアンスがイメージしやすい
普段のリーディングでは、会話に含まれるちょっとしたニュアンスが掴みにくい場合も多くあります。細かいニュアンスは、やはり文章を読んでいるだけでは簡単に習得できません。しかし、漫画の場合は絵がたくさんあるので、英訳版を読んでいても登場人物の感情などが読みやくなっています。これによって、洋書では難しかった細かなニュアンスの読み取りが可能になるのです。
実践的・カジュアルな表現が学べる
最後に注目してほしいのが、漫画を使えば日常的に使われるような自然な表現が学べるという点です。漫画は全編を通して会話が文章のほとんどを占めるので、普段の会話に使えるようなイディオムやスラングなどが多数登場します。これらを押さえておくことで、実際に英語で会話する際に、違和感のない英語を使えるようになるはずです。
やり方と注意点
ここからは、具体的な勉強法と、注意点について見ていきましょう。
最適な漫画を選ぶ
まずは漫画を選ぶところからです。漫画とはいえ、英語の教材として使う場合、難易度は簡単なものから並みの洋書より難しいものまで様々あります。特に、青年向けや大人向けの漫画で使われるセリフには、語彙的にも難しい単語が多く含まれている場合もあり、自分に合った漫画を選ばないと、挫折してしまう原因にもなってしまうのです。
基本的な漫画の選び方として、まずはジャンルを見極めましょう。「ワンピース」や「ドラゴンボール」などのあらゆる世代に読まれているようなバトル漫画であれば、難易度はある程度低い場合が多いです。スピード感もあり、セリフも単純なので、挫折する心配もそれほどありません。もしリーディングに自信がないのであれば、このような王道的な作品から挑戦していきましょう。
逆に、リーディングの力に自信があるという方は、専門的な内容に挑戦することをおすすめします。具体例をあげると、医療系の漫画であったり、ミステリーや刑事もの、あるいは宇宙飛行士や漫画家など、特定の職業を取り扱った作品です。こういった作品は、理解するためにより難しい語彙を知っている必要があります。そのため、読んでいるうちに単語力をあげることができますし、より高度な会話表現を身につけることにも繋がるでしょう。
ちなみに、英訳版の漫画はアマゾンで購入することができます。オリジナル版よりも少し値段は高いですが、英語の勉強を兼ねていると思えば十分価値があると思うので、まずは一冊気になった漫画を探してみましょう。
また、最近では、大きな書店でも英訳された漫画が売られていることがあります。近くの大型書店に寄って、洋書コーナーを覗いてみるのも良いでしょう。
読んだことがないものを選ぶ
漫画選びの注意点として、読んだことがある漫画を選ぶのは避けましょう。内容が元からわかっている場合、多少語彙がわからなかったり、表現が理解できなかったりしても、その部分について考えることなく飛ばしてしまう可能性があります。わからない部分をひたすら飛ばしてしまうと、リーディング力はつきません。もちろん楽しむことも大切ですが、その上でしっかりリーディングの勉強として活用できる漫画を選ぶことが大切です。
実際に漫画を読む
漫画の読み方に関してもいくつか注意点があります。
辞書は多用しない
まず、辞書を使いすぎないということです。辞書を引きすぎると、毎回読む手を止めなくてはいけないのでストレスになってしまいます。せっかく楽しんで英語を勉強するために漫画を読んでいるのに、楽しめなければ意味がありません。
加えて、ある程度知らない言葉があっても、前後の文脈からその意味を推測するという能力は、リーディングには必要な能力です。こういった能力を鍛えていくためにも、辞書を毎回引くことはあまりおすすめできません。
どうしても辞書がないと読めないという場合は、その漫画が自分の語彙レベルに合っていない可能性が非常に高いです。そういう時は、一度違う漫画に乗り換えてみることを推奨します。ある程度リーディング力を鍛えてからもう一度読んでみると、意外に簡単に読めるということもあるので、ぜひ試してみてください。
日本語版と並列して読まない
また、オリジナルの漫画を英訳版と並列して読むのも、あまり良い方法とはいえません。もしこの方法を取ってしまうと、英訳版でわからないところがあれば、その意味を考えることなくオリジナルの日本語を読んで理解するというクセがついてしまう可能性があります。そうなると、リーディング力の向上も見込めません。しっかりとリーディング力を伸ばしたいのであれば、オリジナル版は読まずに、英訳版一本で理解することに努めましょう。
漫画は新たな英語学習ツール
日本人に親の深い漫画は、英語学習のツールとしても素晴らしいアイテムです。漫画ならではのメリットも多く、今までリーディングの勉強が億劫だった人も、漫画を使った勉強ならもっと気軽にできるはず。今日から漫画を使って、楽しくリーディングの勉強をしてみませんか?
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