コロナ禍の留学・海外渡航で覚えておきたい単語・表現

新型コロナウイルス感染症の蔓延によって、今まで使うことのなかった英単語や英語表現が、頻繁に使われるようになりました。

これらの特殊な単語や表現は、今後留学や海外渡航される方にとっては必須になるでしょう。

今回は、新しい生活様式になった今、海外で生活していくために必要な表現を紹介します。

コロナ関連のボキャブラリーは必須

これから英語圏へ行く方にとって、新型コロナウイルス感染症に関連するボキャブラリーは欠かせません。

なぜなら、この問題は、あなたの健康に深く関わる内容だからです。

これからは、自分や他人を危険に巻き込まないためにも、コロナに関する情報が収集でき、時には発信もできる準備が必要になります。

また、コロナ禍でさまざまなことに神経質になっている方もいますので、うまく人間関係を築いていくためにも、しっかり必要なボキャブラリーを押さえておきましょう。

ウイルスの呼び方

まずは、新型コロナウイルス感染症の呼び方です。

英語でコロナウイルスのことを、公式には「COVID-19」と呼びます。

これは、「coronavirus disease 2019」の略です。

しかし、普段の会話では「coronavirus disease」や「coronavirus」などと言ったりもします。

その他、単に「corona」と呼ぶこともありますし、文脈によっては「the virus」や「the disease」と呼ぶことも可能です。

ちなみに、「新型」は「novel」という単語で表され、ニュースなどで「新型ウイルス」と言う時は「the novel disease」などと言います。

また、現在のような、ウイルスが世界中で蔓延している様子は、「pandemic(世界的流行)」と表現します。

「pandemic」という言葉は、海外のニュースなどではよく耳にする単語ですので、覚えておきましょう。

「感染」に関する表現

次に、「感染」に関するボキャブラリーです。

「感染する」という動詞には、よく「infect」が使われます。

例えば、「彼はコロナに感染している」は「He is infected with COVID-19」です。

この他にも、カジュアルな会話では、感染することを「to have coronavirus」や「to get COVID」という風に表現することもあります。

「感染者」を表す表現は、「infected person (people)」です。

単に「感染」と言う時は、「infection」を使います。

「検査」に関する表現

コロナウイルスの検査に関する表現には、「test」という単語がよく用いられます。

主にコロナの検査にはPCR検査が用いられますが、英語ではこれを「PCR test」と言います。

また、検査で「陽性と診断する」は「test positive」、「陰性と診断する」は「test negative」です。

例えば、「マークは検査でコロナに陽性と診断された」は「Mark tested positive for COVID-19」と表現します。

「隔離」に関する表現

コロナの感染を広めないための対策として、重要なのが感染者の「隔離」です。

「隔離」の表現には、「quarantine」と「isolate」の二つがよく用いられます。

「quarantine」と「isolate」は、どちらも「隔離する」という動詞。

名詞として使う場合は、「quarantine」はそのまま、「isolate」は「isolation」となります。

George quarantined himself for two weeks.(ジョージは自らを2週間隔離した)

People who have the coronavirus should be in isolation.(コロナウイルスを持っている人は隔離されるべきだ)

これらに加え、コロナ禍では、「自主隔離」という意味で「self-quarantine」や「self-isolation」と言ったりもします。

ちなみに、厳密には「quarantine」と「isolate」の間にも違いがあります。

「quarantine」は、感染症に感染している可能性があるとき(濃厚接触者になった場合など)に、念のために隔離するというニュアンスです。

「isolation」は、感染症にすでに感染してしまった人が、周りに感染症を広めてしまわないように隔離するという意味で使います。

感染予防対策の表現

コロナ禍では、感染予防対策に関する表現も、たくさん生まれました。

その中でも一番身近な対策が、密を避けて、他人から距離を取るという「ソーシャルディスタンス」

この単語、英語では最後に「-ing」をつけて「social distancing」と言います。

そもそも、ここでの「distance」は「距離」という名詞ではなく、「距離を取る」という動詞として使われているのです。

そのため、「social distancing」は正確には、「社会的距離」ではなく、「社会的に距離を取ること」を表しています。

隔離以外の感染予防対策として有名なのものには、ワクチンがあります。

ワクチンは英語で「vaccine」と言い、ワクチン接種は「vaccination」と言います。

「ワクチンを接種する」は「to get vaccinated」または「to be vaccinated」で、「I got vaccinated today(今日ワクチンを接種したよ)」という風に使います。

政府の政策に関連する表現

感染拡大を止めるため、各国政府は様々な政策を打ち出しました。

日本で「緊急事態宣言」と呼ばれているものは、英語で「state of emergency(非常事態宣言)」と言います。

都市の機能を制限し、人の流れを止める「ロックダウン」は、英語でもそのまま「lockdown」です。

加えて、他国への渡航なども制限されていますが、渡航制限は英語で「travel restrictions」と言います。

まとめ

新型コロナウイルス感染症は、それまでの生活を一変させ、新しい言葉をたくさん生み出しました。

これからの留学・海外渡航には、これらの単語が必要不可欠になります。

そのため、現地に着く前に、しっかりと予習をして、備えておきましょう。

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