語学留学やホームステイの経験は、現地での過ごし方次第で大きく変わります。外国に行ったからと言って、必ず英語（やその他現地の言語）がうまくなる訳ではありませんし、その土地の文化が自然と学べる訳でもありません。
せっかくの海外生活の機会をより良いものにするために、今回は、留学やホームステイの経験を最大限に活かす現地での過ごし方を紹介します。
自由時間に部屋に引きこもらない
留学中に一番やってはいけないのが、部屋に引きこもること。自分の部屋にいれば楽ですが、それでは日本の家にいるのと何ら変わりありません。
もし、少しでも海外での生活で様々なものを得てから帰国したいと思うのなら、自分の部屋に引きこもらないということを肝に命じておきましょう。
ホストファミリーとの時間を大切に
ホストファミリーとの時間は、英語や現地の言葉に慣れるためのとても貴重な時間です。そんなホストファミリーとの時間をうまく活用するコツがいくつかあるので、ここで紹介します。
普段の食事は家族と一緒に
まず、食事はできる限り一人ではなく、ホストファミリーととるようにしましょう。
もちろん家庭によっては難しいかもしれませんが、食事の時間はホストファミリーと会話をするのにうってつけです。これを逃さない手はありません。
加えて、ホストファミリーとの食事に慣れれば、現地の学生たちと食事をすることに抵抗がなくなり、彼らと実際に会話する時役立ちます。
料理や家事の手伝い
食後の皿洗いなどの家事を進んで手伝うのも、良いコミュニケーション手段です。ホストファミリーにも好印象を与えられ、一石二鳥なので、是非積極的に参加してみてください。
料理の手伝いをするのもとても良いトレーニングになります。最初は知らない言葉ばかりで困惑してしまうかもしれませんが、繰り返すうちに新しい言葉をどんどん吸収し、理解できるようになるものです。
また、もし料理が得意であれば、日本料理を教えてあげるのも良い経験になります。教えるのは教わるのとは違い、場合によってはより難しいかもしれません。だからこそ、それを乗り越えられれば、経験値もグンと上がります。
ただし、ホストファミリーによっては余計なことをしてほしくないと思う方もいるので、もし相手が何もしてほしくないと言うのであれば、それに従ってください。
買い出しなどの付き添い
ホストファミリーの買い物や外出に付き添って行くのも良い案です。
道すがら、ホストファミリーと話しながら会話の練習をすることができますし、行く先々でその町について様々教えてもらうこともできるので、かなり良い経験になります。
特に買い物の場合、ホストファミリーはどこで何が安く買えるのかを知っていることが多く、生活する上でもすごく役に立ちます。
課外活動はできる限り参加する
留学中は、クラス以外でも様々な活動ができる場合が多いです。プログラムや学校によって内容は大きく変わりますが、ここでは基本的なものを紹介します。
クラブ活動
学校によっては、クラブ（サークル）活動に参加することが可能です。クラブ活動は、好きなことを通して現地の学生と絆を深める良いチャンスなので、是非参加してみてください。
特にスポーツ系のクラブでは言語の壁を超えて友達を作ることができ、技術や経験があれば自然に自分の周りに人が集まってくるのでおすすめです。
インターンシップ
インターンシップも、英語を学びながら現地の人々と交流を結ぶには絶好の課外活動です。留学プログラムによってはインターンシップができない可能性もありますが、もし可能であれば、是非挑戦してみてください。
日本人であることを活かし、日本語や日本文化を教えるインターンシップに参加することもできるでしょうし、ある程度英語ができれば、一見難しそうなインターンシップでも試してみる価値はあります。
プログラムや渡航の時期などによっては、現地に着く前にインターンシップを探す必要があります。まだ留学前でインターンシップをやりたいという人は、今からプログラムのコーディネーターに連絡するなどしてリサーチを始めましょう。
プログラム主催の旅行
留学プログラムによっては、国内の様々な土地に旅行に連れて行ってくれる場合があります。そういった機会は、その土地の文化や歴史を学ぶ上でとても貴重なので、できる限り参加するようにしましょう。
パーティー
課外活動には入らないかもしれませんが、パーティーに行くのも良い経験になります。ただし、危ない面もあるので、パーティーでどのようなことが起こり得るのか知った上でのみ参加をお勧めします。
というのも、パーティーでは油断すると強いお酒や薬を知らないうちに飲まされるということもあり、特に女性にとっては危険がある場合も多いのです。
しかし、パーティーの雰囲気だからこそ普段関われない人と仲良くなれる場合もあるので、うまく参加できれば、きっと様々な面でプラスになることでしょう。
課題は早めに始める
学校の課題はできるだけ早めに始めましょう。そうすれば、分からないところがある場合にホストファミリーや現地の友達などに聞くことができます。
また、課題を早めにやっておくと、学校外での予定が立てやすくなります。突然パーティーなどに誘われることもあるので、そういった場合でも課題が終わっていれば安心です。
旅行プランは早めのうちから
留学中にすべき経験は、何も言語学習に限りません。旅行をして現地の文化や観光地を楽しむこともとても重要です。
もし旅行をしたい場合は、できるだけ早くから予定を始めましょう。特に飛行機のチケットやホテル等の予約は、早く済ませると金額的に安く抑えることができます。
また、数日間休みを取って旅行したい場合は、学校のスケジュールとの兼ね合いも大切なので、早くからテストや課題の日程などを確認しておきましょう。
プランを早く始めれば、ホストファミリーにおすすめの観光地やお店などを聞くこともできます。ホストファミリーは、ネットで調べても分からないような情報を教えてくれることもあるので、話してみて損はないはずです。
日本人の友達がいる場合は…
現地で日本人の友達がいれば安心な面も多々ありますが、日本人同士でばかり集まるようになってしまうと、せっかくの現地での経験を活かしきれません。
しかし、日本人の友達がいることを利点に変える方法もあります。その方法とは、その友達と一緒に新たなネイティブの友達を作ることです。
周りにたくさん現地の学生がいても、一人では声をかけにくいものです。しかし、友達と一緒なら、そのハードルはかなり下がります。
パーティーなどに誘われた際も、慣れないうちは日本人の友達と一緒に参加すると良いでしょう。
まとめ
留学やホームステイをすれば英語力が伸びると思われがちですが、必ずしもそうではありません。今回紹介した点を覚えておいて、有意義な留学生活・ホームステイ生活にしてください。
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