アメリカの大学志望者必見!初心者のためのSAT講座

はじめまして。現役大学生のHidekiです。 英語の塾や英会話教室に通った経験はありませんが、高校時代にアメリカの大学に受験しました。今はその大学で絶賛勉強中です。

高校生で、アメリカに留学を考えている方は、「SAT(エスエーティー)」というテストを聞いたことがあるかもしれません。しかし、一体このSATとは何なのでしょうか。この記事では、SATのことを全く知らない方に向けて、その全貌を解説したいと思います。

 

SATの概要

satSATはScholastic Assessment Testの略で、アメリカの大学進学希望者を対象とした共通試験です。1901年から運営されている歴史のあるテストで、多くの大学で受験者の学力を測るものさしとして使われています。基本的にはアメリカ人が対象となるテストであるため、留学生の英語能力を試すTOEFLなどと比べると、難易度がより高くなります 。

よく、SATはアメリカ版のセンター試験の様なものだ、と例えられます。確かに、多くの大学で共通して使われているという点では両者は似ていると言えるでしょう。もちろん、センター試験と異なる部分も多くありますが、現段階ではイメージとしてその様に捉えておいても良いかもしれません。

補足として、SAT は2016年3月に、内容面で大幅な変更がなされています。そのため、それ以前のSATは旧SAT、現在使用されているSATは新SATと呼ばれることがあります。本記事では改訂後の新SATについて紹介しますが、他のサイトでは旧SATの時から内容が更新されていない場合もあるので、 SATについて情報収集する際には注意が必要です。

SATの種類

SATには、英語能力を測るための標準的な試験である「SAT Reasoning Test」と、より専門的な分野・科目についての知識を試す「SAT Subject Tests」があります。通常SATとは前者のことを指し、共通試験としてはこれのみを受ければ良いという大学も多数存在します。しかし、大学や志望する学部によっては、 SATに追加で他の分野の学力レベルを計測するという目的でSAT Subject Testsが使われる場合があるので、受験する大学のウェブサイトからチェックしておきましょう。

SAT (Reasoning Test)の科目

SATには大きく分けて、

  • 「Evidence-Based Reading and Writing」
  • 「Math」

の二つの科目があります。前者は純粋な英語力を測る試験であり、後者は数学の試験です。

SAT「Evidence-Based Reading and Writing」のテスト

二つのセクションに分かれています。一つ目のセクションは、読解力を試す「Reading Test」。このセクションにはいくつかのパッセージとそれに関する問題が用意されており、具体的には、筆者の意図を読み取ったり、空欄の単語を埋めたりするような読解問題が出題されます。総合的な英語力が必要となるため、英語を第二言語とする受験生にとっては最も難しいセクションです。

二つ目のセクションはSAT「Writing and Language Test」

こちらのセクションでは、文法に関する問題が出題されます。問題の内容としては、動詞の活用や前置詞の種類など、文中の単語の使用法を正すというものが多く見受けられます。また、文章の全体的な構成を見て文法的に最も適切なものを選択するというような問題もあります。「Writing and Language Test」の問題には、分からない単語があっても文法を知っていれば解けるものも多く、「Reading Test」と比べると難易度が低いセクションです。

SAT「Math」のテスト

小学校で習う算数と、中学・高校で学ぶ数学が主な出題内容です。内容は比較的簡単で、多くの問題は中学校レベルの数学が理解できていれば解けます。ただし、問題は全て英語なので、数学用語を英語で勉強しておく必要があります。

これらに加え、任意のテストとして「Essay」というものがあります。こちらは、出題されたお題に関して小論文を書くというものです。

 

SAT Subject Testsの科目

先ほど紹介したReasoning Test とは違い、SAT Subject Testsを受験する際には自分で科目を選択することができます。

科目としては、

  • 「Mathematics(数学)」
  • 「Science(理科)」
  • 「 English(英語)」
  • 「 History(歴史)」
  • 「 Language(言語)」

の五つがあります。

「Science」には、三種類のテストがあり、それぞれ生物、化学、物理となっています。

「 History」はアメリカ史と世界史に分かれています。

「 Language」は、英語以外の様々な言語の能力を測る試験です。具体的には、スペイン語、フランス語、中国語、ドイツ語、イタリア語、現代ヘブライ語、韓国語、日本語を含む、十二種類のテストがあります。

SATのテスト形式

SATの試験は全てマークシート形式です。ほとんどが四択問題で、回答を間違えても減点されることはありません。

試験に使える筆記用具は決まっていて、シャープペンシルは使えないというような規定もあるので、受験前には筆記用具の確認が必要です。

また、SATはTOEFLとは違って、完全な筆記試験となります。そのため、試験日には指定の試験会場に赴き、その場で他の受験生とともに試験を受けることとなります。試験開始時刻に遅れると、試験が受けられなくなる可能性が十分にあるので、時間には気をつけましょう。

 

SATの申し込み方法

受験の申し込みは、SATを主催しているCollege Boardのウェブサイトから行います。申し込みには、個人情報の他、自分の顔写真が必要です。オンラインで受験料を払うことになるため、クレジットカードも必要になります。

申し込みは先着順です。日本国外からも受験者が来るため、人気の会場はすぐに埋まってしまうこともあります。可能な限り早く申し込むようにしましょう。

 

SATの日程と受験回数

年に一回のセンター試験とは違い、SATの試験は年に六回ほど開催されます。日程はCollege Boardのウェブサイトで公開されているので、そちらで確認しましょう。

また、SATには受験回数に制限がないため、何度か受験することができます。 スコアの伸びを見ながら、まだ上を目指せると思ったら再度挑戦するということができるので、一度しかチャンスのないセンター試験よりも安心です。

ちなみに、志望する大学にスコアを提出する際は、自分が受けてきた中で最も高いスコアを送ることができます。ただし、大学側は受験回数を知ることもできるため、大学によってはSATを受験しすぎると不利になることもあるそうです。そのため、何度受験するかの判断をしっかりする必要があります。

SATの試験会場

試験会場は、福岡、神戸、名古屋、東京など、全国にいくつか存在します。しかし、これらの会場は必ず毎回使用されるわけではありません。日程と同じく、試験会場も College Boardのウェブサイトで確認することができます。

 

SATまとめ

今回は、初心者のためのSAT講座というコンセプトのもと、SATの基本的な内容や情報を紹介しました。日本人には馴染みの薄いSATですが、しっかりと準備をすれば、受験することは難しくありません。問題の内容について詳しく知りたい方は 、College Boardがテストの説明や練習問題をウェブサイト上にアップしているので、一度見てみてはいかがでしょうか。

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