英語の知識はあるのに、会話でつまずいてしまう最大の要因のひとつである「いちいち訳さないと理解できない」という問題を解決する方法を紹介しています。
あくまで我流なので向き不向きあるかと思いますが、是非参考にしてみてください。
なぜ会話することが難しいのか?
英会話に必要な単語を知っているのになぜ英語で会話ができないのでしょうか?
いくつか要因はあると思いますが、最大の原因は知識として頭に入っているだけなので、一度頭の中で日本語に翻訳しないと意味が分からないことにあるかと思います。
反対に、win, table, dog, apple, fishなどの単語は、日常的に使われているため、その音を聞いただけで、日本語訳を思い浮かべる前に、その概念をイメージすることができます。
このように脳のよく使う引き出しの中にある単語は、聞いた瞬間、考えなくても概念をイメージすることができます。
つまり、過去に学んだ英語の知識を、できるだけすぐに引き出せるように整理して、「テーブル」という単語のように、聞いた瞬間理解できる単語の数をどれだけ増やせるかが鍵になります。
では何をすればいいのか?
「英語の発音を聞いて、すぐに意味を理解する」ということが必要なのですが、一番いいのは当然、オンライン英会話でも友達でも、外国人と英語で話す時間をとにかくできるだけ多く作ることです。
ただそうは言っても、それが出来たら苦労はしません。
そこで、聞いた瞬間理解できる単語を増やす練習方法として、アニメや映画を使った勉強法をご提案したいと思います。
英語のセリフを何度も何度も聞きながら、その意味を目でおって頭のなかでイメージしていけば、だんだん、その単語を聞いた時に意味をいちいち考えることなく理解することができるようになります。また早いスピードでの発音にも慣れることができます。
「英語を訳さずに理解できるようになる」勉強方法
今回はディズニーアニメのショートクリップを使った勉強方法をご紹介します。
下記に勉強に使うための動画URLとその翻訳を記載しています。
やり方としては下記の通りです。
ステップ1 そのまま見る
まずは、そのまま英語でアニメを見ます。
自分がどの程度理解できるのかがわかります。
ステップ2 英文を見ながら動画を見る
次に動画を聞きながら英文を目で追います。
知識としては知ってても、さっきは聞き取れなかった単語が発見できます。
ステップ3 日本語を見ながら動画を見る
次に動画を聞きながら日本語翻訳を目で追います。
知らなかった英語の意味が分かります。
ステップ4 解説に目を通す
ポイントとなる箇所を解説していますので、しっかり読みましょう。
ステップ5 1〜3を繰り返す
これらの練習で、ネイティブの英語と自分の知っている単語をリンクさせることができます。また、何度も何度も聞くことにより頭の中で翻訳せずとも理解できる単語が少しずつ増えていきます。
アニメや映画を使うのは、教科書などに比べ、会話に必要な今風の言いまわしやテンポが多く使われているからです。また単純に見ていて楽しいので取っつきやすいというのもあります。
それではさっそくやってみましょう。
ディズニー公式Youtubeアカウントに公開されているショートビデオクリップです。
こちらのアニメの翻訳と解説を掲載しています。
The Mini Adventures of Winnie the Pooh: Stuck at Rabbit’s House
くまのプーさん ラビットの家にはまる 英文
Deep in the Hundred-Acre Wood, Christopher Robin and his friends have had many wonderful adventures. And if I’m correct, I believe we have just enough time to see one.
On this fine day, Winnie the Pooh was invited over to his friend Rabbit’s house for a bit of lunch. Being served his most favorite foods, Pooh happily sat down to eat. And he ate, and ate, and ate, and ate, and ate and ate and ate and ate and ate!
…until at last , he said to Rabbit in the rather sticky voice.
P: I must be going now. Goodbye, Rabbit!
Noooo! Ohhh! Help and bother.
R: It all comes from eating too much.
P: No, it all comes from not having front doors big enough.
R: If I have to face that, that thing, for months, then, I will make the best of it.
Oh, no! There it is again! I’ll just turn it to the wall.
Oh, dear! Humm…Uh-huh!
K: Pooh, Roo has a little surprise for you.
R: Flowers!
P: Honeysuckle!
R: Humm, that’s not bad. Not bad at all! It’s rather good, I think.
P: Ahh, ahh…
R: Hold it!
P: Acchuuuuuu!
R: Oh, no! Help!
Why did I ever invite that bear to lunch…
And then, one morning, Rabbit began to wonder if Pooh might be stuck there forever, a miraculous thing happened.
He budged!! Hooray!
Christopher Crabin!
Christopher Raban!
He bidged, he badged, he budged!!
Hii, huu, hii, huu!
Today is the day!
There he goes!
Yum, yum, yum. Time for something sweet!
And just as quickly as Pooh became unstuck, he became happily stuck again, in a very sticky place indeed. But that is an entirely different story for an entirely different time.
くまのプーさん ラビットの家にはまる 和訳
100エーカーの森深く、クリストファー・ロビンと仲間たちはいくつもの素敵な冒険をしてきました。そして、私が正しければ、ちょうどそのうちの1つを見る時間があります。
ある晴れた日、ウィニー・プーは友達のラビットの家での昼食に招待されました。大好物のご飯が出され、プーは幸せそうにテーブルに着きました。そしてプーは食べて食べて食べて食べて食べて…!
そしてやっと、ちょっとべたべたしたような声でラビットに言いました。
もう行かなきゃね。さようなら、ラビット!
大変だ、大変だー! 助けて~!
それ、食べ過ぎが原因だよ。
違うよ。入り口が小さすぎるのが原因だよ。
これに何カ月も向き合ってなきゃならないんなら、こっちだって有効に使おうじゃないか。
なんてこった! まただ! それなら壁側に向けよう。
ふんっ!
プーさん、ルーがあなたにサプライズがあるって。
お花だよ!
ハニーサックルだね。
ふむ、悪くないね、悪くないよ。むしろいいくらいだ。
ふぇっふぇっ…
ちょっと待って!
はっくしょん!
なんてこった! だれか~!
何であのクマを昼食に招待なんてしたんだろう…。
そしてある朝、ラビットはもうプーさんは一生はまっているのかもしれないと考え始めたとき、ある奇跡が起きたのです。
プーが動いた! やったー!
クリストファー クラビン!
クリストファー ラバン!
プーが動いた、動いた、動いたよー!
うんしょ、よいしょ!
今日は記念日だ!
プーがあっちに行くよ!
うう~ん おいしい! 甘いものの時間だな。
穴から抜け出たとたん、プーさんはまたはまってしまいました、今度はとってもべたべたしたところですが、プーさんは嬉しそう。でもこれはまた別の時にお話ししましょう。
くまのプーさん ラビットの家にはまる 解説
Deep in the Hundred-Acre Wood, Christopher Robin and his friends have had many wonderful adventures. And if I’m correct, I believe we have just enough time to see one.
On this fine day, Winnie the Pooh was invited over to his friend Rabbit’s house for a bit of lunch. Being served his most favorite foods, Pooh happily sat down to eat. And he ate, and ate, and ate, and ate, and ate and ate and ate and ate and ate!
…until at last , he said to Rabbit in the rather sticky voice.
前文とつながっています。
He ate until at last he said…. 彼はついに…話しかけるまで、食べ続けました。
P: I must be going now. Goodbye, Rabbit!
Noooo! Ohhh! Help and bother.
bother: 困らせる プーさんの口ぐせです。「何てこった、大変だ、ちぇっ」などの意味合いが込められています。
R: It all comes from eating too much.
P: No, it all comes from not having front doors big enough.
R: If I have to face that, that thing, for months, then, I will make the best of it.
Oh, no! There it is again! I’ll just turn it to the wall.
Oh, dear! Humm…Uh-huh!
make the best of ~: ~を最大限に使う
K: Pooh, Roo has a little surprise for you.
R: Flowers!
P: Honeysuckle!
R: Humm, that’s not bad. Not bad at all! It’s rather good, I think.
P: Ahh, ahh…
R: Hold it!
P: Acchuuuuuu!
R: Oh, no! Help!
Why did I ever invite that bear to lunch…
And then, one morning, Rabbit began to wonder if Pooh might be stuck there forever, a miraculous thing happened.
He budged!! Hooray!
Christopher Crabin!
Christopher Raban!
He bidged, he badged, he budged!!
budge: ちょっと動く
ここではラビットが単語のいい間違いをしていますが、おそらく興奮状態を表していると思います。
Hii, huu, hii, huu!
Today is the day!
There he goes!
Yum, yum, yum. Time for something sweet!
And just as quickly as Pooh became unstuck, he became happily stuck again, in a very sticky place indeed. But that is an entirely different story for an entirely different time.
まとめ
以上が、英会話のスキルを短期間にアップさせる方法になります。向き不向きもあると思いますし、他のやり方もあるかと思いますが、簡単に始めることができるので是非試していただければと思います。
上記以外にもビデオショートクリップの解説を用意しましたのでこちらに貼っておきます。随時増やしていきますので興味のある方はチェックしていただければと思います。是非学習の役に立てていただければと思います。その他、ネット上に既に翻訳がついているYoutube動画などもたくさんありますので探してみてください。
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