英語を使ってできる仕事って、憧れませんか?英語が好きで語学関連の学部に入り、これから就職先を決めようも、どの仕事を選べばいいかわからない。または英語の勉強が好きで、英語を使える仕事に転職したい!そんな方は多いのではないでしょうか?
ネイティブレベルで英語がペラペラなわけじゃないけれど、英語が好きで勉強してきたという方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?大学または独学で一通り勉強してきて、自分勉強したものが仕事でどれほど通用するのかチャレンジしてみたいですよね。
私は上智大学英文学科に合格し、現在はニュージーランド在住ですが海外移住前は英語関連の仕事を徹底的にリサーチしていました。そんな自身の経験を含め、入社・転職しやすいのに、自身が持っている英語のスキルを活かして稼げる仕事をまとめました!
1、 日本語教師
難易度 ★★★☆☆
求められる英語力 TOEIC550点程度
求められる学歴 高校卒業以上
将来のビジョン ★★★★☆
日本語教師とは、企業、大学、その他民間の語学学校で外国人を相手に日本語を体系的に教える仕事です。グローバル社会が進む中、日本語で働く/働きたい外国人が増えています。自身の英語のスキルを活かしながら、日本の成長とグローバル化の一役を担う存在となります。
筆者の見解・日本語教師のメリット
仕事では常に外国人と接しているため、英語で説明する機会が多くあります。また、あくまでも日本語を教えることが目的ですので、そこまで高い英語力は必要としません。しかし、自分の英語力を伸ばせば伸ばすほど、使える機会に恵まれているというのが、この仕事の良いところだと思います。また、常に語学と接していて、自分が語学を教える立場に立つからこそ、今度は自身の英語学習法に関する問題や改善点などがより明確になり、適用することによって英語力が向上する可能性に恵まれています。
筆者の見解・日本語教師のデメリット
デメリットとしては、日本語教育の本質をよく理解し極めていけば行くほど、英語力と日本教育の関係性の薄さに気づくことだと思います。日本語を教えるにあたって、英語を使わずに、言い回しを工夫してできる限り日本語を使いながら理解させることができるようになるので、そこで自身の挑戦は終わってしまうように感じるでしょう。しかし、その位の経験を積めば、日本語教育スキルを利用して海外で働くことも視野に入れることができるようになるので、挑戦の余地はいくらでもあります。
日本語教師になるためには
必要な資格
日本語教師養成講座420時間 修了者
日本語教育能力検定試験 合格者
大学日本語教育課程 主または副専攻修了者 →詳細
日本語教師になるためには、就職活動を始める前に、これらの条件を満たしている必要があります。これらの資格は高校卒業以上であれば誰でも受けられますが、そのための時間と費用はしっかりと用意する必要があります。しかし、グローバル化が進むにつれてどんどん伸びていく業界ですし、英語を活用し、海外で働けるチャンスも大いにあるので、投資する価値が高い仕事です。
2、空港グラウンドスタッフ、ショップや案内スタッフ
難易度 ★★★★☆
求められる英語力 TOEIC550点程度
求められる学歴 エアライン系の専門学校または一般の大学や短大、専門学校
将来のビジョン ★★★☆☆
多くの観光客で盛り上がる空港でのお仕事は、その雰囲気に惹かれて憧れる人が多い人気の仕事のひとつです。中でも、フライトアテンダントと比べて需要が多い空港のグランドスタッフがおすすめで、その地域を訪れる様々な利用客を相手にしてサービスを提供するため、外国人と事務的な会話をする機会に恵まれています。
また、グランドスタッフの募集基準に満たなくても、空港のショップや案内スタッフなど、空港に関連した仕事の需要は沢山あるので、徹底的にリサーチをして自分にぴったりなものを見つけましょう。
筆者の見解・空港グラウンドスタッフのメリット
航空会社同士の競争が激しくなってきたことから、空港では「より良いサービスの提供」に重点を置く風潮が高まってきています。日本人に対してだけでなく、日本を訪れる外国人に対しても、英語での丁寧な言い回しなどグローバルな接客スキルが身につくところがメリットでしょう。
筆者の見解・空港グラウンドスタッフのデメリット
立ち仕事が多いので、疲れやすいかもしれません。また、ひとたび習得すれば、同じことの繰り返しで単調な仕事が多いので、仕事自体に飽きてしまう可能性もあります。勤務時間が不安定な場合も多く、その点慣れてない人は辛いかもしれません。
空港グラウンドスタッフになるには
エアライン系の専門学校か、大学または短大を卒業していることが応募要件であることが多く、その上にTOEIC550点以上、あるいは英語検定2級以上の英語力を持って申し込みます。もちろん、それ以上の英語力があれば尚良しです。もし、接客系の経歴があれば強調しましょう。
3、 通関士
難易度 ★★★☆☆
求められる英語力 TOEIC600点程度
求められる学歴 高校卒業以上
将来のビジョン ★★★★★
通関士とは、海外貿易に携わる商社の代理として、輸出入品の物品内容を報告するために、商社に代わって書類の作成代行をしたり、税関への申告代行などをしたりする仕事です。英語能力はもちろんのこと、貿易法に関する深い知識と、計算能力、事務能力、管理能力などを使う、高度で責任の重い仕事です。
筆者の見解・通関士のメリット
貿易法は非常に奥が深い学習分野になるので、向上心の高い人にはおすすめです。海外との貿易を取り扱う業務なので、英語とは常に関わりがあります。また、良いところは通関士の資格が貿易関連で唯一の国家資格であること。5年以上通関業務に携わっていると所定の科目が免除となるため、通関士という明確な目標に対して経験を積むことができるので、キャリアアップに適しています。
筆者の見解・通関士のデメリット
他の士業は独立開業できる職業が多いのに対し、通関士は独立開業ができません。したがって、スキルがいくら伸びても、それを使って開業するというオプションがないのが難点です。また、責任の重い仕事なので、いつも緊張をしていなければいけません。一つの桁の数字のミスが、大幅な損失に繋がります。
通関士になるためには
必要な資格
通関士として働くためには、国家資格である通関士の資格取得が必要です。毎年合格者が10パーセント前後という難関国家資格です。しかし、通関士でなくても、通関業社に勤めることができるので、仕事の概要を学びながら目指すことができます。その難関のため、毎月給料に上乗せして通関士手当を付与する会社も多く、通関士の年収は毎年高まっています。
4、有名観光地の日本料理店
難易度 ★★☆☆☆
求められる英語力 なし
求められる学歴 高校卒業以上
将来のビジョン ★★★★☆
英語に関わりたい人におすすめしたい仕事のひとつが、有名観光地の日本料理店で働くこと。一番需要が多くて、時間も費用も掛からず就職しやすいのに対して、英語を使う機会には大いに恵まれており、お客様に料理を紹介したり、談笑したりしながら、より日常的・実践的な英語力が身につく仕事です。
筆者の見解・日本料理店で働くメリット
日本料理店で働くからこそ、英語を使い楽しみながら、将来を見据えて計画を立てることができます。日本料理というジャンルは世界的にも人気なグルメであり、海外で開業できる可能性も大いにあります。日本国内で開業するにしても、培った英語力や接客スキルを活かして、観光地で開業し外国人観光客をターゲットに、優れた接客で一線を画すなど、とてもビジョンのある仕事です。
筆者の見解・日本料理店で働くデメリット
英語力が給料に反映されないことです。また、忙しい店であれば英語をしゃべる機会があっても、コミュニケーションにそこまで時間がかけられないことがあります。食べ物をお客様に提供する仕事なので、その業界が好きでなければ難しい点もあります。
有名観光地の日本料理店で働くには
まず、外国人がよく訪れる観光地を徹底的に探しましょう。求人には、外国人と接する機会が多いかどうかは記載していないことが多いので、できればリサーチのもと、自分で訪れて確認してみるのもいいかもしれません。正しい場所を選べば、お客さんの半分が外国人客であることもあります。
5、 IT関連
難易度 ★★★★☆
求められる英語力 TOEIC600点程度
求められる学歴 会社による
将来のビジョン ★★★★★
システムエンジニアやプログラマなどのIT関連の仕事は、簡単にいうとコンピューター上のシステムの管理を行います。コンピューター言語は基本的に英語をベースとしているため、プログラミング言語などを学ぶ人であればそれなりの英語ができることは前提です。
筆者の見解・IT関連の職業のメリット
システムエンジニアは英語を使う関連の仕事の中でも、給料が比較的高めな仕事です。また、コンピューター言語のあちこちに英語が出てくるので、英語を活かして仕事をしている実感が満足感に繋がります。また、知識を深めれば海外を相手にして仕事をする/海外で働けるチャンスに恵まれるので、ビジョンが高い業界です。
筆者の見解・IT関連の職業のデメリット
コンピューター画面を見つめて行う仕事が多いため、目が痛くなるなどの問題があるかもしれません。また、深く終わりの見えない学習範囲に、自分には無理だと挫折する声も多く聞きます。英語に関しては、リーディングが主となり、リスニングやスピーキングを活かせる場面は通常ほぼないので、その点は人によっては魅力的ではないかもしれません。
IT関連の会社で働くには
IT関連の会社は、英語力を重視している会社が多く、応募条件にもTOEIC〇〇点以上を基準にしている会社が多いです。その反面、IT関連のベンチャー企業などは学歴不問のところも多いので、純粋な英語力で勝負することができるのが特長です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事を読んだ後に、関連する仕事のリサーチをしてみれば、英語を使う仕事に携わることってそこまで難しいことでないことが分かるでしょう。ただし、日本で働いている以上、すべての業務が英語に関わっているわけではないので、英語という要素も含め、自分がやりたいこと、興味のある業界であるかどうかという視点も忘れないようにしましょう。
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