「英語が話せるようになれたら良いのに。」と考えている人は多いのではないでしょうか。実際、英語が話せるようになれば仕事やプライベートなど様々な場面で活躍することができます。その反面、「日本にいながら英会話なんて上達しないでしょ。」と考える方も少なくはありません。
結論から言わせてもらうと、英会話の上達は日々の学習時間さえ作れば可能です。事実、私も海外留学などの経験は一切ありませんが、日本で日々学習し続けたことで、今では英会話に抵抗がなくなり、むしろ好んで英語を話すまでになりました。ということで、今回は英会話上達までに必要な期間・一日の学習時間についてご紹介していきます。
いち早く英会話を上達させるには
本題の前に、できるだけ早く英会話を上達させるためにはどういったことが必要になるのでしょうか。まずは英会話が上達する人と、いつまでたっても上達しない人の違いを2つご紹介します。
1,毎日英語に触れる
これはよく言われていることですが、英会話の上達が早い人は毎日欠かさず英語に触れています。なぜ毎日英語に触れることが重要かというと、人間の脳は忘れるようにできており1週間も経てば以前勉強した内容を90%以上忘れてしまうからです。
このことを考慮すると、週に1、2回程度英会話レッスンに通っているだけでは英会話のスキルは絶対に上達しないことがわかります。英会話レッスンに通うよりも、毎日自主的に英語に触れていたほうがよっぽど上達すると言われている背景にはこうした理由があるからです。
いつまでたっても英会話が上達しない人は、一日數十分でも良いので英語に触れる時間を作るようにしましょう。毎日英語に触れることで、日々の学習で英語スキルが着実に身についていくでしょう。
2,いきなり難しい勉強法をしない
なかなか英会話が上達しない人の特徴として、勉強する際にいきなり難しい問題から取り組んでしまうことが挙げられます。例えば、ラジオを聞いたり洋書を読んだり、もしくは字幕映画を鑑賞したりすることです。
もちろんこれらの方法は英語に慣れている中級者や上級者の人にとっては絶大な効果を発揮します。しかし、英語にまだ慣れてもいない段階から、上級者と同じ勉強法を試したところで、その伸び代は圧倒的に小さく、また途中で挫折してしまう可能性も高くなります。というのも、こうした難しい勉強法を用いて初心者が聞いたり、読んだりしても内容を理解できないからです。内容が理解できていないのなら、それはもはや勉強法とは言いません。
よく「聞いているだけで英会話が上達する」といった宣伝文句がありますが、もしそれが本当なら洋楽をよく聴く日本人は全員英語を話せるようになっています。なかなか英語が上達せず悩んでいる人は、まず自分の身の丈にあったレベルの勉強法を用いるように改善してみましょう。
英会話上達に必要な期間と一日の学習時間は?
英語が上達する人とそうでない人との違いは前章で理解いただけたと思います。ではここからは本題である「英会話の上達に必要な期間・時間」についてご紹介していきます。もちろん個人差はありますのでだいたいこのくらい掛かるのか、と言ったイメージを抱いていただければと思います。
一日に必要な学習時間は30分
勉強法によって必要な勉強時間は変わってきますが、一般的に一日に必要な学習時間はおよそ30分程度でしょう。「あれ、意外と勉強時間が短くても大丈夫なんだな。」と思った人もいるかもしれませんが、これが意外と難しいのです。
というのも、語学学習で最も難しいのは勉強内容ではなく、継続する力が問われるからです。一度でも怠惰を許してしまえば、30分間の勉強時間の確保ですら難しいでしょう。ただし、この苦労を乗り越えることができれば、1年間で182時間の勉強時間が確保できます。
また、より上達スピードを早めたい人はこの限りではありません。一日の勉強時間を2時間から3時間に増やさなければなりません。時間だけ聞くと「仕事もしているのにそんなに多くの時間は確保できない。」と思う人もいると思いますが、意外と30分の勉強より2、3時間の勉強の方が効率よく、また長続きできるものです。というのも、一日に勉強する時間が増えると勉強する時間が固定化されルーティンとなるだけでなく、必然的に集中力も鍛えられるからです。
英会話の上達に必要な期間はおよそ2年間から4年間
どのレベルで「英会話が上達した」と考えるかは人それぞれなので一概には言えませんが、上達までに掛かる期間はおよそ2年から4年ほどでしょう。これを長いと捉えるか短いと捉えるかはわかりませんが、高校3年間で一向に上達しなかった英会話が、「正しい勉強法を用いると2年間で身につく」と考えれば、比較的短い期間に思えるのではないでしょうか。
ただし、上記の期間はあくまで正しい勉強法で、かつ毎日英語の勉強を欠かさなかった場合に限ります。隔日で勉強したり、間違えた勉強法を行なっていたりすると必要な期間は大きく伸びてしまいます。
さらに、英会話の勉強を始めた当初はなかなか上達した実感がありません。英会話の勉強は山登りと同じことが言えます。登っている最中は自分がどのレベルにいるのかがわからず、登り切って初めて上達した実感が沸くのです。英会話の学習では、勉強した成果が出てくるまでおよそ2ヶ月から3ヶ月のタイムラグがあります。人によっては半年ほど先まで成果が出ない人もいます。
このような勉強してもなかなか成果がわからないことが、英語の勉強を途中で断念してしまう人が多い理由の1つです。ですので、はじめのうちは焦らず、辛抱強く勉強を続ける必要があります。苦労を乗り越え勉強を続けた人だけが、2年後3年後に英会話が上達したことを実感できるのです。
まとめ
今回は、いち早く英会話を上達させる方法と英会話上達に必要な期間と一日の学習時間についてご紹介してきました。自分の学習方法と比べてみて、どうだったでしょうか。「継続は力なり」という諺がありますが、この効果が最も顕著に出てくるのが英語学習です。英会話の上達は数カ月でできるものではありません。日々コツコツと勉強に励んだ人だけが、その成果を手にすることができるのです。「ローマは一日にして成らず」というように、英会話の上達を望む方は毎日30分だけでも英語に触れる機会を作るようにしましょう。
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