リスニングの勉強は、洋画や海外ドラマでもできますが、もっとお金がかからず、ラフに楽しく勉強する方法もあります。
それは、YouTubeで英語の面白い動画を見る方法です。
ここでいう動画は、英会話のレッスン動画などではありません。
みなさんが普段YouTube上で見つけるような、ただただ面白いだけの動画です。
しかし、これの英語版を聞くだけで、とても良いリスニングの勉強になります。
今回は、そのような動画が簡単に見つけられる方法を紹介するので、是非使ってみてください。
YouTubeで面白い動画を見つける利点
実際に面白い動画を英語で見つける方法を紹介する前に、簡単にこの方法の利点を紹介します。
身構えなくていい
まず、この方法でリスニングの勉強をする場合、余計に身構える必要がありません。
洋画や海外ドラマを見る際は、どちらもある程度時間を取るので、最後まで見通すには若干覚悟が要ります。
だから、どれを見るかを決めるのもある程度吟味する必要があり、さらにはお金を払わなければいけない場合もあるでしょう。
それでもし内容が面白くなかったら、その30分〜2時間半は地獄です。
うとうとして、結局あまり頭に全然入らないということも少なくありません。
しかし、YouTube上のランダムな動画なら、短いものなら5分を切りますし、面白くなければすぐに変えることができます。
また、関連動画から同じようなものが見つかるので、次に見る動画を探すのもとても簡単です。
おまけに、お金を取られることはありません。
要するに、これは、一番気軽に始められ、かつ楽しみながらリスニングの勉強ができる方法なのです。
最も自然な英語が学べる
もう一つの大きな利点は、YouTubeの面白い動画だと、自然な英語を学ぶことができる点です。
洋画や海外ドラマの英語もある程度は自然ですが、すべて演技であることに変わりはありません。
しかし、YouTubeに上がっている動画では基本的に演技がないので、本当に生の会話やリアクションを聞くことができます。
そのため、YouTube動画は、日常会話などで実際にネイティブがどういった表現やトーン、口調を使ってコミュニケーションを取るのかを知る上でとても役に立つのです。
YouTubeで面白い動画を見つける方法
さて、それでは実際に、YouTubeで英語の面白い動画を見つけてみましょう。
以下では、動画を検索するときに役に立つ5つのキーワードを紹介します。
また、いくつか例として実際の動画も紹介するので、是非参考にしてみてください。
Moments
「moment」とは瞬間という意味ですが、これを複数形にした「moments」は「いくつもの瞬間」という意味になります。
これを使って、「funniest moments」や「craziest moments」という風に検索すると、さまざまな面白い動画がヒットします。
その上で、自分が見たい動画に関するキーワードを一つか二つ足すと、より趣味に合った動画が見つかるでしょう。
例えば、大乱闘スマッシュブラザーズというゲームの面白い動画を見つけたいなら、「smash funniest moments」という風に検索してみましょう。
すると、次のような動画にたどり着くことができます。
この動画のように、「〜moments」というタイトルの動画は、面白い瞬間だけを切り取って集めた構成になっています。
ちなみに、例であげたようなゲームの実況動画は、ゲームの経験に関わらず楽しみながら見ることができるのでおすすめです。
Fails
「fail」とは「失敗」という意味ですが、「fails」と検索すると、面白い失敗に関する動画が見つかります。
「fails」で調べると多くの場合、誰かが失敗した瞬間だけでなく、起こってはいけないことが起こってしまった瞬間も含めた動画が出てきます。
そういった意味では、この「fails」は、実際は「ハプニング」という言葉に近いかもしれません。
例としてここで紹介するのは、ニュースの現場で起こった失敗・ハプニングについての動画です。
ニュースの現場は常に生放送なので、日々さまざまなハプニングが起こっています。
YouTube上にはそういった場面を集めた動画が数多く存在するので、ニュースに関する動画はおすすめです。
Bloopers
「blooper」には「へま」や「どじ」という意味があります。
YouTubeで「bloopers」と調べると、恥ずかしいアクシデントなどの動画を見つけることができます。
次の例は、バスケの本場・NBAでの「bloopers」を集めた動画です。
バスケットボール以外にも、野球やテニスなど、スポーツに「bloopers」はつきものなので、スポーツ関連で調べるとたくさん動画が見つかります。
特にアメリカのスポーツは実況が面白いので、今まで見たことがないという人も、是非見てみてください。
Pranks
「prank」は「悪ふざけ」や「いたずら」という意味の単語です。
動画の内容的には「ドッキリ」に近いかもしれません。
「prank」という単語をYouTubeで調べると、数え切れないほどの悪ふざけやドッキリに関する動画が見つかります。
例えば、以下の動画では、YouTuberの男性が、通りかかった女性に「I like you」と言って、相手がどんな反応をするのかを撮影しています。
こういった動画はYouTubeには無限にあるので、まったく飽きません。
他にもいくつか「prank」に関する動画を載せておくので、参考にしてみてください。
Compilation
最後に、「compilation」も面白い動画を探す上で役に立つキーワードです。
「compilation」は「compile(集める)」の名詞で、「〜集」というような意味を持ちます。
例えば、「best pranks compilation」なら、「最高のドッキリ集」と訳すことができるでしょう。
次の動画は、マーベルの映画に登場する俳優たちの面白い場面を集めた(compilation)動画です。
このようなハリウッド俳優たちの面白い動画は数々あり、映画の裏側やセレブリティの素の部分を見ることができるので、とても楽しめます。
まとめ
今回は、YouTubeでリスニング用におもしろ動画を探す方法を紹介しました。
YouTubeでは、字幕オプションを選ぶと多くの場合字幕も出してくれるので、とても便利です。
こういった動画を使うと、気軽に自然な英語が学べるので、少し時間があいたときなどに一度試してみてください。
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