英語の勉強は難しく、時には辛いと感じてしまったり、やる気が起こらなかったりすることもあるでしょう。今回は、そんなときに役に立つ対処法をいくつか紹介します。これらを参考にして、英語学習へのモチベーションを上げ、キープしていきましょう。
今日一日だけの目標を立てる
まずは目標を立てましょう。目標といっても、「英語で外国人と話せるようになる」といった漠然なものでもなければ、「来年英検○級に合格する」や「三ヶ月後のTOEICで〇点を取る」などといった未来の目標でもありません。 なぜなら、そういった目標を立てても、勉強しているうちにその目標へ近づいている実感を得ることが難しいからです。英語学習へのモチベーションが上がらないという人の中には、こういった大きな目標だけを立てて終わっている人がたくさんいます。しかし、重要なのは、そこに至るまでの過程です。
では、どういった目標を立てれば良いのでしょうか。答えは、今日一日だけの目標です。例えば、「今日はこの参考書を10ページやろう」、「今日は単語を20個覚えよう」といった形で、より細かな目標を立てましょう。もちろん、「今から1時間で単語を20個覚えよう」でもかまいません。むしろ、細かければ細かいほど良いでしょう。ポイントは、自分が着実にゴールに近づいていると実感できるかどうかです。これができれば、自ずとモチベーションも上がります。そのために、まずは達成できたかどうかがわかる目標を毎日立てていきましょう。
一日の目標を小さくする
もし毎日目標を立ててやっているのに、モチベーションが保てない場合は、目標を小さくしてみましょう。やる気が出ないときは、自分を追い込んだところであまり良い効果は期待できません。加えて、そんな中で目標をクリアできない日が数日続いてしまえば、モチベーションはどんどん下がっていきます。そんな最悪の状況を避けるためには、どれほどやる気がなくても、とにかく毎日目標を達成できるよう、毎日の目標を小さくするのです。
試験前で焦ってしまい、モチベーションもないのに目標を高く設定してしまう人もいますが、それでは逆効果になってしまう可能性があります。焦ることも必要ですが、まずは思い切って勉強スピードをスローダウンさせてみて、様子を見ることも大事です。そして、「今日はいける気がする」という日がやってきたら、ほんの少しだけ目標を高く設定してみましょう。そして、その目標を達成したら、まだ勉強ができそうでも、割り切ってその日の勉強を終了するのです。これを繰り返すことで、必ずモチベーションは回復へと繋がります。もし、「今日はいけそうだ」と思える日にとことん勉強してしまうと、次の日あまり勉強できなかった場合の反動が大きいので、注意してください。
気晴らしに別の方法で英語を勉強してみる
英語を勉強する方法は、教科書や参考書、単語帳を使ったものに限りません。洋書や洋画など、英語の勉強に使えるものはたくさんあります。もし、普段の勉強に行き詰まってしまったら、そういった娯楽的でより楽しむことができるものを教材に、英語学習をするのも良いでしょう。
具体的には、リーディングには洋書や英語雑誌、さらには英語に翻訳された漫画なども使うことができます。特に、物語を読むことは語彙力のアップにも繋がりますし、科学的な内容や、政治的な内容は、TOEICなどの試験でも役に立ちます。何より、自分が興味を持てる内容なら、やる気がない状況でも気軽に読み続けることができるでしょう。まずは、自分が好きな映画の原作や、昔日本語で読んで好きだった海外の小説などを買ってみてはいかがでしょうか。大きな書店やアマゾンで簡単に手に入れることができるので、ぜひ試してみてください。
リスニングの勉強も、より楽しめるように工夫することができます。洋画や海外ドラマはもちろんのこと、海外のニュース、海外ユーチューバーの動画などもリスニングの教材として使うことが可能です。自分の好きな動画や、お気に入りの俳優・女優が出演している英語などを使って、フォーマルなものからカジュアルなものまで様々な種類の英語を学びましょう。DVDやYouTubeを見る場合は英語の字幕が付いている場合もよくあるので、それを活用することも推奨します。
一緒に英語を勉強できる人を探す
ともに勉強できる仲間を探すこともモチベーションに繋がります。学校や職場で身近に英語を勉強している人はいませんか。もし誰かいれば、その人が毎日どんな勉強をしているのか、何のための勉強なのかについて聞いてみましょう。もしそれが、同じようなことを目標にしている人物であれば、お互い近況報告をし合ったり、励まし合ったりしながら勉強できます。
また、英会話を勉強中の相手なら、一緒に英語で会話しながら練習することもできるでしょう。英会話の勉強には、他人と会話するのが最も適していますし、実際に他人と英語で話すことで、自分の実力を計ることができます。また、その人と英語で話すことがモチベーションになり、さらに勉強に身が入るということもあるでしょう。まずは、友達の中で誰か勉強のパートナーになりそうな人を探すところから始めてみてはいかがでしょうか。
実力を試せる場をつくる
モチベーションが上がらない理由の一つに、勉強していても実力が上がっているのか実感がないということが挙げられます。だからこそ、定期的に実力を試す場をつくることも大切です。具体的には、練習問題が載っている参考書や過去問題集を使ったり、単語帳の中にあるテスト問題を使ったりして、今の自分の実力を試します。英検などの試験を目標としていなくても、こういった試験問題は実力を知る上で役に立つので、一度試してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
英語を勉強していれば、誰にでもモチベーションが下がってやる気が出ないというときがやってきます。しかし、そのときに上手く自分のモチベーションをコントロールできれば、安定的に効率よく勉強を続けていくことが可能です。今回は、いくつかモチベーションアップ・持続のための対処法を紹介しましたが、もし次にやる気が出ないと感じるときがきたら、自分に合いそうなものをいくつか試してみてください。
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