「外国の人と接点がないし、あってもなかなか英語で話が広がらない」という悩みをよく聞くので、過去の経験を踏まえて、初めて会った外国人と楽しく英語でコミュニケーションをとる方法について紹介したいと思います。
ステップ1 話しかけてもよさそうな人を見つける
いきなり近づいていって話しかけると驚かれるので、まずは、偶然近くに座ったとか、道を聞かれたとか、なんらかの偶然的要因で空間を共有するタイミングを待ちましょう。
ステップ2 日本語で声をかける
残念ながら英語の勉強のために話しかけてくる日本人がウザいと思っている外国人が少なからずいます。これは、どちらかというと話しかけてきたこと自体がウザいのではなく
- 立ち振る舞いが初対面としてのマナーを逸脱している
- 挙動不審である
- ニヤニヤしていて、バカにしているような印象を、相手に与えてしまう
- 長く住んでいるのにまだ外国人扱いされることにうんざりしている
といったことが要因として挙げられます。
なので、見知らぬ外国人に話しかけるときは、必ず英語ではなく静かに日本語で話しかけましょう。その後で会話の成り行きを見てからテンションちょっと低めに英語で話してみましょう。「静かに」「日本語で」「テンションちょっと低めに」です。(ただし陰鬱にはならないように)間違ってもハロー!とハイテンションで英語で話しかけるのはお勧めできません。
一番無難なのは、静かに「こんにちは」から始めます。日本で「こんにちは」が通じない外国人は99%いないかと思います。10中8,9「こんにちは」と返ってきます。(英語で返ってくることもあります)
ステップ3 出身を聞く
この段階ではまだ相手がどういう立場で日本にいるのかわかりません。なので、もう一度静かに日本語で話しかけます。「どちらのご出身ですか?」と言いましょう。
ここから反応が分かれます。
「どちらのご出身ですか?」はなぜか知りませんが、意外と外国人に通じない日本語です。
一発で理解してすぐに日本語で返してくる外国人の場合
その場合、相手の日本語能力は非常に高く、日本語を使った仕事をしているか、日本語を専門にしている学生か、かなり長く日本に滞在している外国人である可能性が高いです。なので、落ち着いて日本語で会話を続けてみましょう。レベルの高い日本語を話す外国人と日本語で会話をするの経験は非常に勉強になります。
英語が母国語ではない可能性も多くありますが、そのようなレベルの日本語が話せる人は、たいてい英語が話せるので、日本語でコミュニケーションをとって、仲良くなってから、どこかのタイミングで「中学高校と英語を勉強したが、話す機会にめぐまれず、会話が苦手なので、英語を話してもいいでしょうか?」と切り出しましょう。気前よく応じてくれるかと思います。ただし英語を話すだけでは相手になんのメリットもないのでお茶をおごるくらいは心がけましょう。
「すみません、わかりません」とたどたどしい日本語で返ってくる場合
この場合は、少し日本語が話せる外国人の可能性が高いです。この質問が返ってきたらすかさず、
I mean, where are you from?
と言ってみましょう。相手は、日本で日本語が話せないことを申し訳ないと感じているので、英語に切り替ったことに安心して、喜んで答えてくれます。ただ、返事は日本語でしてくれる可能性も多くあります。その際は、気にせずにこちらは英語、相手は日本語で会話を続けましょう。お互いのニーズが合致して良い友だちになれるでしょう。
「Pardon?とかSorry I don’t speak Japanese」と返ってきた場合
これまた「I mean, where are you from?」と言ってみましょう。この場合は、観光客かビジネスで日本にいる人なので、堂々と英語話してくれます。ただ相手がネイティブの場合、こちらは英語を話せると思われているので、ちょっとハードルが高くなりますが。頑張って知っている単語で会話してみましょう。落ち着いて、テンションをあまり上げすぎずに、腹筋に力を入れるイメージで、ひとつひとつの単語をはっきりと話すのがポイントです。ハイテンションにいくとなんだこいつ?と不審がられます。
さて、「I mean, where are you from?」と聞くと、どこどこから来たと答えてくれると思うのですが、ここでとにかくその国の知ってることを言いましょう。
例えば、カナダから来た人に対しては、「カナダはフランス語と英語を話す国ですね。」とか「セリーヌ・ディオンはカナダ人ですね」とか。現地では常識だけど、外国の人が知ってくれてると嬉しい!というちょっとだけマイナーな事を言うのがポイントです。もしなければ「カナダは大きいですね」でもなんでも、ないよりマシなので言いましょう。その国の特徴や地理ネタや大統領の名前、有名な食べ物、その国の言葉などお薦めです。それだけで、コミュニケーションが捗ります。
いろんな国の小ネタを用意しておくのは、日頃からアンテナを張っておく必要がありますが、逆に言うとあまり英語が話せなくても、各国の小ネタをひとつでも知っていれば、話が盛り上がります。なので、日頃から海外のニュースなどを少し気にかけておきましょう。
参考までに国別ネタリストをまとめておきます。
もし、行ったことある国であれば、すかさず行ったことがある旨を伝えましょう。
国別ネタリスト
- アメリカ合衆国・・・最近柴犬が人気
- 中国・・・手紙は中国語でトイレットペーパー
- ドイツ・・・ファンタは、ドイツ生まれ
- フランス・・・チーズは夕食の後に食べる
- イギリス・・・蛇口はお湯と水がセパレートになっている(蛇口:water tap)
- ブラジル・・・水着=ビキニ。おばちゃんも女の子も
- イタリア・・・国是は、「愛して、歌って、食べて」(amore cantare mangiare)
- ロシア・・・歴代チェスチャンピオンのほとんどがロシア人
- スペイン・・・イベリコ豚はドングリを食べて育つ(ドングリ:acorn)
- インド・・・憲法が世界一長い(憲法:constitution)
- カナダ・・・世界で一番ドーナツ消費量が多い
- オーストラリア・・・アイスコーヒーはアイスクリームがのってる
- 韓国・・・満員電車やバスで座ってる人が荷物を持ってくれる
- 台湾・・・別称フォルモサ (Formosa:美しい島)
- 香港・・・パシフィックコーヒーというコーヒーチェーンが快適
- メキシコ・・・国歌を間違えると罰金が科せられる(国家:national anthem、罰金:fine)
- インドネシア・・・島の数なんと1万8110島(正確な数は把握されていません)
- タイ・・・自分が何曜日に生まれたのか知っている
- マレーシア・・・マレーシア語で「あらまぁ」は「アラマー」と言う
- フィリピン・・・「映画館でその日の始めと終わりに国歌を流す」という法律がある
- ベトナム・・・バイクのことをホンダと呼ぶ、ヤマハのバイクは、ヤマハのホンダ
- トルコ・・・世界三大料理は、中華料理、フランス料理、トルコ料理を指す
※ネガティブに取られる可能性があることはやめましょう。
※国によっては、鼻が高いですねが悪口になることがあるので、見た目に関する話題は避けましょう。
忘れてはいけないのは、日本人相手に行わないことは外国人相手でもしないということです。慣れない相手に同じように接するのは最初は困難かもしれませんがぐっとこらえて、出来る限り落ち着いた対応をしましょう。
以上が「初めて会った外国人と英語で楽しくコミュニケーションをとる方法」になります。
タイトルにあります通りあくまで我流ですので、人によってはうまくいったりいかなかったり、向き不向きがあると思いますが、参考にしていただけるとうれしいです。
その他質問や、知りたいテーマなどあれば、コメントしていただければと思います。
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