日本人英語学習者にとって最大の敵・英会話。一度は諦めたという人も多いでしょう。
しかし、そんな人でも適切な方法で勉強すれば、独学で英会話はできるようになります!
今回は、最短期間で英会話をマスターするための、効率的な英会話勉強法を紹介するので、これを参考にぜひ英会話に挑戦してみてください。
最短期間で英会話をできるようになる方法?
最短期間で英会話ができるようになる方法とはどんなものでしょうか?
日本人の中には、中学・高校で英語を何年も勉強してきたのに、英会話は全然できないという人が結構多くいます。
これは別に、学校の英語教育が悪いというわけではありません。実際、学校では英語について必要な知識をほとんど教えてくれているのです。
では、なぜ英会話ができるようにならないのか。この答えは単純で、学校の英語教育は「英会話をするための教育」ではないからです。
英会話を習得するには、英会話のための勉強というものが必要になります。
学校では様々なことを学びますが、その中には英会話に必要のない勉強が多く含まれていたり、英会話に必要な勉強が含まれていなかったりするのです。
以下では、英会話に特化した勉強をすることで、最短で英語が話せるようになる方法を紹介します。
ボキャブラリー
学校のテストや英検・TOEICのテストで必要なボキャブラリーと、英会話に必要なボキャブラリーは異なります。
そのため、市販の英単語帳で「最頻」とされているような英単語が、英会話をしているときに頻繁に出てくるとは限りません。
英会話をするためには、英会話に「最頻」の英単語を覚えなければいけないのです。
英会話「最頻」のための英単語帳
英会話のためのボキャブラリーを最短で身につけるには、それに適した単語帳を買うのが一番です。
ここでは、英会話最頻の英単語だけを収録した、以下の三つの英単語帳をおすすめします。
起きてから寝るまで英語表現1000 起きてから寝るまで英語表現
毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする
イラストだから覚えられる 会話で必ず使う英単語1100
日常的な英会話が無理なくできるようになるには、英単語を1000から3000語ほど覚える必要があると言われています。
まずはミニマムの1000語を目指して頑張ってみましょう。
英文法
実は、中学校の英語教育を受けていれば、英会話に必要な英文法を一通り習っています。
つまり、意外かもしれませんが、中学校で習う英文法だけで十分に英語は話せるはずなのです。
英語を話すとき文法力が足りないと思うのは、基本的に英会話の経験が少なく、話すのに慣れていないから。
これは、実践の機会を増やす以外にはどうすることもできないもので、英文法の勉強をしたところであまり変化は期待できません。
それでももし不安な場合は、中学校の教科書をもう一度読み返してみるなどして、基礎的な範囲を復習してみましょう。
これだけやっていれば、英会話に最低限必要な英文法はクリアです。
日本語音声・英語字幕
基礎の復習と、苦手を発見するには、TVドラマ・洋画・YouTube動画などを日本語音声・英語字幕で見ることをおすすめします。
日本語を聴きながら、それに合った英語の文章を読むことで、日常会話で使われる表現を効率よく身につけることが可能です。
日本語でよく使う表現が、英語だとどんな風になるのかがわかるので、英会話をする上でとても大切な勉強になります。
知らない表現や、気になる表現が出てきたら、ノートにメモしておきましょう。
リスニング
リスニングはズバリ、海外のTVドラマと洋画で強化していきます。
というのも、普通のリスニング教材は、日常的に最も使われている表現を学ぶのには非効率な場合があるからです。
その点、海外のTVドラマと洋画を見ていれば、日常的な表現が身につきやすく、実践にも向いています。
この練習にはもちろん、ディズニー・ピクサー作品や、その他のアニメーション作品を使うことも可能です。
実際、リスニングが全然できないのであれば、こういった子ども向けの作品から始める方が良い場合もあります。
具体的な練習方法としては、英語字幕をつけて、音と字幕を確認しながら見るようにしましょう。
英語に追いつけない場合はスローで再生しても大丈夫ですが、必ず日本語字幕ではなく、英語字幕で見るようにしてください。
この練習法の目的は、音と単語を結びつけるところにあります。
英語が聞き取れない原因は、自分の想像している音と実際の音が違うからである場合が多いです。
そのため、まずは実際の単語の音に慣れることから始めるていく必要があります。
この練習を通して、英語の音の感覚を掴んでいきましょう。
同時にスピーキングの練習も
スピーキング(主に発音の練習)も、これと同時にやってしまいましょう。
方法は簡単で、見ているTVドラマと洋画の中で、これは使えると思ったセリフを、字幕を見ながら実際に発音してみるだけです。
このとき、役者の発音や声のトーンに限りなく近づける意識をすることが大切。
表情やジェスチャーなども真似ながら、その役者になりきって何度か同じセリフを言ってみましょう。
これを繰り返していくうちに、英語のスピーキングの感覚が徐々についていくはずです。
いよいよ英会話の実践へ!
ここまで様々な練習を紹介してきたわけですが、その中でも一番大切なのは、実際に人と英語で話すことです。
学校で英会話がうまくならない一番の理由が、英会話の練習不足と言えるでしょう。
どれだけ単語や文法を勉強したとしても、実際に英語で話さなければ、英会話はできるようになりません。
最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、誰とでもいいので英語で話す機会を作っていきましょう。
他人と英会話をたくさんして初めて、本当の英会話の力がついていきます。
英会話の勉強法まとめ
今回は、初心者が最短で英会話ができるようになるための方法を紹介しました。
簡単にまとめると、次のようになります。
- ボキャブラリー:日常会話で最頻の1000単語を覚える。
- 英文法:中学の内容を復習+日本語音声・英語字幕の動画視聴。
- リスニング:海外のTVドラマと洋画を英語字幕で視聴。
しかし、これらは英会話の準備段階にすぎません。
一番大切なのは英会話を実際に行うことなので、これを忘れずに勉強していきましょう!
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