受験英語は特殊
日本でダントツに学ばれている言語と言えばやはり英語が挙げられます。しかし、高校受験英語にはいくつも独特のポイントがあるため、そこを抑えておかなければ効率的な勉強とはなりません。
まず英語の勉強と言えばいわゆる五文型(SVOC)を使った文法が浮かぶという方も多いかもしれませんが、実際の中学校教育において五文型はほとんど使われていません。五文型の考え方は中学校の英語にも重要ではあるものの、SやVといった文字を使用することは逆にややこしさを助長してしまうことがあります。そこでSやVではなく、主語や動詞という日本語を使った勉強が重要となります。中学校一年生で英語を学ぶ子供たちにとって難しいと感じられやすいのが動詞の存在です。
まずは日本語との根本的な違いを認識
日本語を話す上で動詞を意識していることは少ないですが、英語においてはほとんどの文において一般動詞かbe動詞が使われており、これをどう使い分けるのかが重要となります。
中学1年生の英語のポイント
中学校一年生ではよくあるのが「Are you」と「Do you」の使い間違いです。これは動詞を使った文では「Do you」を使用して、be動詞を使用した文では「Are you」を使うように使い分けます。
しかし、中学生一年生の多くは単語を動詞かどうか識別できないので、be動詞を使った文を疑問文にする際には「Are you」や「Is she」を使用し、be動詞が無ければ「Do you」や「Does she」などを使用すると覚えておきます。このようにbe動詞を文の判断材料としてフル活用することが中学校一年生においては重要です。
中学2年生の英語のポイント
中学二年生になるとbe動詞の過去形であるwasやwereが登場します。ただ、wasはamやisの過去形、wereはareの過去形であるため、一年生の頃のbe動詞がしっかりと分かっていれば基本的には理解しやすいです。
しかし、中学校一年生の時にbe動詞に意識をおいて学んでいなければ一気に理解がしがたくなり、ここで英語が得意な子と苦手な子の差が大きく開きます。英語教育において大切なのはその場しのぎの理解をしないことです。
wasやwereの使い方だけに特化して説明すればその単元のテストはクリア出来るかもしれませんが、根本的なbe動詞の使い方を理解していないことは後々の大きな遅れに繋がります。
そのため、中学二年生になってから英語が難しくなったと感じていても、それは中学校一年生で理解していなかった部分が露見しただけというケースが多いです。必ず一年生の部分を復習しつつ二年生の勉強を進めていきましょう。
中学3年生の英語のポイント
中学三年生になるとはいよいよ長文を読み解く技能が必要となります。初めて長文を読んだ三年生の多くは、知らない単語だらけなことに驚きます。
もちろん、単語帳や単語ノートなど分からなかった単語を書き留めておくことも重要ですが、長文には分からない単語が登場して当然と考えましょう。
長文の中でいくつか分からない単語があっても、長文練習をしていればその単語を推測して解き切ることが可能になります。
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