1日1行から始めよう、ライティング力UPのコツ

英語における「読む、書く、聞く、話す」の4技能のうち、「書く」ことを苦手としている人は多いのではないでしょうか。言語の習得過程において、「書く」ことは最も難しいと筆者は考えます。言葉を覚えるにはまず聞くことと話すことから始まり、読み書きがそれに続きます(赤ちゃんが言葉を覚える過程を思い浮かべてもらうといいと思います)。

ある程度英語の学習を進めてこられた方であれば、「自分で文章を作れるようになりたい」といった気持ちも芽生えてきていると思います。しかし思っているだけでは文章は作れるようになりませんし、単語だけをいくら覚えても、文章は作れるようにならないのです。やはり学習において「できるようになる」ためには「実際にやってみること」が一番大切ですので、英文を書けるようになるヒントをお伝えしたいと思います。

*筆者の言う「書くこと」とは基本的に「読みながら」書くことを意味しています。

1 好きな英語のフレーズを書き写す

英語のことわざ、CMで見かけた気になるフレーズ、好きな洋楽の歌詞をノートに書き写します。きちんと文法に則った文ではないことも多々ありますが、例えば韻の踏み方や音の合わせ方、スラングに近い用法など、カジュアルな英語を知ることができます。意味が気に入って書き留めたもの、音やリズムが好きで書き留めたもの、それらは全てのちの自分が口にするであろうフレーズたちです。ストックは多ければ多いほど表現の幅が広がります。気に入ったフレーズの一部分を別の単語に変えれば、その表現は無限に広がります。あるCDショップのキャッチフレーズに「No music, no life.」というものがあります。筆者はお米がとても好きなので、「No rice, no life.」こんな風に一部をチェンジしてしまいます。どんな面白いフレーズが作れるか、なんて考えるのも楽しいですよ。

2 英語のテキストを書き写す

はっきり言って面白くはないのですが、テキストに載っている正しい英語をきちんと書き写すことは、正しい語順を覚えられるメリットがあります。日本語と英語の語順は全く違うため、どうしても日本語の語順で英語を書いてしまいおかしなことになる、という人がたくさんいます。また、英語は日本語ほど自由に動くことができない(*1)ので、やはりテキストの英語を書き写し覚えることが実際に使えるようになるための重要なステップであるといえます。

(*1)日本語では単語の順番を入れ替えても文章として意味が通じますが、英語だと単語が置かれた場所で意味が決まってしまうのです。

例)① 私、昨日図書館でゆきちゃんと勉強したの。

② 昨日ゆきちゃんと勉強したの図書館で。

③ 図書館で私昨日ゆきちゃんと勉強したの。

④ ゆきちゃんと図書館で昨日私勉強したの。

まだまだ挙げられそうですが、①~④まで、どれも全て同じ意味だととらえていただけたと思いますが、英語だとこの例はたった1文でしか表すことができません。

英:I studied with Yuki at the library yesterday.

こういった英語の語順の不自由さがなかなかうまく英語が書けない原因の一つであると言えますが、正しい英語を正しい語順でインプットすることにより、徐々に英語の感覚は身につけることができますので、真面目な論文でも、とっさのひとことでも、自分でひとつテキストを選んで例文をストックしておきましょう。

3 日記を書く

1,2の方法より難易度が上がりますが、これは英語が書けるようになるためには非常に有効な手段であると言えます。初めは1日1行、1文で構わないと思います。1文は少なすぎる、と思う人もいるかもしれませんが、一気に大量に書いても力は少しずつしかつきません。「自分は今日何をした」を記録していくことは、ライティング力をつける毎日のトレーニングとしてちょうどよい分量です。英語は筋トレと同じようなものなのです。いっぺんにやると必ずパンクします。

日付を書いて、ノート1行に1文だけ。まずは過去形の文章が書けるようになります。慣れてきて物足りなさを感じてきたら分量を増やせばよいのです。明日の予定を書いてみよう、と思ったらwillやbe going to を使うだろうし、もし〇〇だったら~、と言いたくなったらifを使うようになるでしょう。少しずつ書けることが増えていくことに気が付くはずです。そうなると、もっと長い文章を書いてみたくなるし、こういう時にはどんな表現がしっくりくるのか、を調べだしたりします。また、日記はしばしば自分を表す主語のIが抜け落ちます。本来なら I played tennis at the park.となるところを、Played tennis at the park. なんて書いたり、atの部分を@で表したりもします。教科書には出てこないような書き方を次第に覚えていくのは楽しいですよ。

英語が書けるようになりたければ、書くトレーニングをしなければなりません。それは、例文を目で追っているだけでは到底なしえないものです。様々な媒体から様々な情報をインプットし、それをアウトプットする作業を繰り返すことで、徐々に力はついていくものです。Easy come, easy go. 簡単に覚えたものは簡単に忘れてしまう。逆に言えば、苦労して覚えたものは忘れない、ということです。英文をたくさんノートに書き写す作業自体はとてもつまらないものに感じるかもしれませんが、その先に様々なフレーズを自由に使いこなす自分の姿を映し出して、頑張って勉強を続けてくださいね。

 

 

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