こんにちは!Zonosanと言います。普段は商社にて輸入の仕事に携わっています。
ご存知の方も多いかと思いますが、TOEICには高得点を取るためのコツや勉強方法のようなものが多数存在します。初心者〜中級者が高得点を取るための関門である730の壁をいかに超えるか、私の経験に基づいて730点をクリアできるTOEIC勉強方法をご紹介します。
はじめに
TOEICを受験する動機は人それぞれだと思います。
この中で、進学や就職で必要だったり、会社内での昇進に必要だったりする方はかなりプレッシャーがかかっているのではないでしょうか。英語に苦手意識のない方はまだしも、全く英語が苦手な方にとってはTOEIC対策というのは苦痛でしかないかもしれません。書店に行けばTOEIC対策の本が山積みされていますが、どれから手をつけていいか分からない・・・という方もいらっしゃるでしょう。分厚い参考書を見ると思わずため息が出てしまいますよね(笑)
TOEIC 730点は高スコアか
上記でTOEIC730点が初心者〜中級者の壁だと書きました。TOEIC730点というと高ランクのスコアのように見えますが、果たしてそうなのでしょうか。
私の考えではむしろ基本的なことをマスターし、TOEICで必要なテクニックを身につければ誰でも取れるスコアだと思います。言い方は悪いのですが、はっきり言ってしまうと自慢できるスコアではありません。私は企業の採用担当も経験したことがありますが、履歴書に書ける最低ランクのスコアだと思ってください。(英語をあまり必要としない職種であれば関係ないかもしれませんが、そもそもそれだとアピールする必要もないですね)実際、私が「この人は英語ができるのだな」と評価するレベルは830点台からです。しかし、730点を取得する力があれば、800点を超えていくのはそんなに難しいことではないと思います。
TOEICの点数が高い≠英語が話せる
ここで、TOEICの点数にまつわるよくある誤解について書いておきます。TOEICの点数が高い=英語が話せるというイメージが良くありますが、実際はそうでもないケースが多々あります。実際私もフィリピンに3ヶ月間留学してスピーキングの練習をみっちりするまでは、点数だけ高くて実際はほとんど喋れないという人間でした。
しかし、TOEICのスコアというのは、リスニング・リーディングの基礎体力を測るのにはもってこいの試験と言えます。何故ならTOEICの点数が高いということは、リスニング力やリーディング力、単語・文法に関する知識が必要十分にあるということですので、スピーキングに特化した訓練をすれば十分に話せるようになるでしょう。現段階でTOEICのスコアが低く、スピーキングも全くできないという方は是非、TOEIC対策の勉強をして英語の基礎体力をつけるところから始めて下さい。
TOEIC 730点を取るために
それでは、どのようにすればTOEIC 730点を取得、もしくは超えることができるのでしょうか。
まず、私は高校三年生の時点でTOEIC765点を取得しました。(現スコアは920点です)ただ、私は帰国子女ではないので初めから英語が得意だった、という訳ではありません。むしろ、大学受験の勉強の延長線上で受験し、このスコアを取得しました。何が言いたいのかというと、TOEICに関しては基本的な文法、単語をしっかりとマスターしさえすれば730点をとる、もしくはそれを上回る点数を取ることはそれほど難しくないと思います。
文法については中学生レベルをマスターすること、単語については大学受験レベルをきっちりと覚えることが肝心です。特に、文法に関しては語学スキル上最重要であると言えます。何故なら、新たな言語を習得する際には文法を学ぶことが一番確実であると言えるからです。
単語と文法について
語学と言えばまず単語と文法を覚える、というのが一般的な認識かと思います。しかし、単語だけを覚えていても文章を組み立てることができません。基本的な文法を覚えてしまえば後は単語を入れ替えるだけで文章を組み立てることができます。TOEICに関しては特にリーディングのPart5,6の問題は単語が分からなくても文法を知っていれば解ける問題がほとんどです。是非、基本的な文法をマスターしてPart5,6を得点源にしましょう。
タイムマネジメントの重要性
TOEICは限られた時間の中で多くの問題を解かなくてはなりません。そのためには、限られた時間の中でできるだけ早く正答を見つけるタイムマネジメントのスキルを身につける必要があります。
リーディング、リスニングに関しては基本的な力はもちろん必要ですが、それ以上に問われていることを短時間で的確に読み取る・聞き取るテクニックの方が大事だと言えます。例えば、Part7の長文読解に関しては文章を全て読むのではなく、問題文を先読みし、問われていることをパラグラフリーディングを使って短時間で探すテクニックや、Part3,4のリスニングに関しても問題文を先読みし、内容を頭に入れてからキーワードを聞き取るテクニックなどです。そして、TOEICは体力勝負の面もあります。Part7にたどり着く頃にはヘトヘトになっている人も多いのではないでしょうか。
Part7を余裕を持って解くためには、日頃から長文を読むことに慣れておき、最後まで集中力を切らさない力が必要となります。また、Part5,6をできるだけ短時間で解き、Part7を解くための時間を残しておく必要があります。
テクニックに関しては、『できる人のTOEICテスト勉強法』(中村 澄子 著)が参考になるかと思います。私が買ったのはかなり前であり、現在は改訂版が出ているようですので、そちらをチェックしてみて下さい。
今何をすべきかを考える
TOEICは毎年複数回開催されています。良いスコアを出すためには、余裕を持った受験スケジュールを組むことが大切です。受験する前に是非、模擬試験を解いて下さい。自分のウィークポイントがどこにあるのかを確認することが最重要です。TOEICを受験したことがない、もしくは苦手である人はまず形式や時間配分に慣れることが必要となってきます。
参考書選びについて
参考書については大変数多くの参考書が出版されているので、一概にどれがオススメとは言えないのですが、初心者の方は最初から分厚いものではなく、薄いものから始めた方が良いかと思います。何故なら分厚いものというのは情報量が多いですが、その分挫折しやすいからです。
リーディングやリスニング対策に関してはやはりTOEICの公式問題集がベストだと思いますが、初心者の方はやはり薄めの本を買って慣れてから公式問題集を解くと抵抗がなくなると思います。リスニングに関しては『改訂版 TOEIC(R) TEST リスニング 出るとこだけ!』(小石 裕子 著)が取りかかりやすいでしょう。
単語に関しては『Duo3.0』(鈴木 陽一 著)を強くお勧めします。勉強しやすく、買って間違いのない一冊と言えます。例文もユニークで覚えやすいですので、是非手にとってみて下さい。
文法に関しては分厚い参考書というイメージが強くあると思いますが、初心者の方のTOEIC対策には細かすぎて使いづらいと思います。それにほぼ間違いなく挫折します(笑)私は『中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する』(稲田 一 著)をお勧めします。その後『TOEIC(R) TEST 英文法 出るとこだけ!』(小石 裕子 著)でPart5,6の実践的な対策を行うのが良いでしょう。こちらは問題集も出ていますので、スピードアップのためには問題集も解くことをお勧めします。
最後に、あえてTOEIC対策本ではないものから一冊ご紹介したいと思います。『パラグラフリーディングのストラテジー (1) 読み方・解き方編』(島田 浩史, 米山 達郎, 福崎 伍郎 著)この本は私が大学受験の際に購入したものですが、リーディングセクションのPart7対策には非常に有効です。Part7では長文を先に読むのではなく、問題文を先に読み、問われていることを頭に入れながら答えを探す必要があります。その際にパラグラフリーディングのテクニックはスピーディーに正答を導き出す手助けをしてくれます。本自体もそんなに厚いものではないですので、是非とも購入されてはいかがでしょうか。
終わりに
以上、TOEICで730点を取るために必要な知識を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。「ローマは1日して成らず」と言いますが、私は上記で述べたような、TOEIC730点を取るために絞った対策をしていくことが最短距離だと思います。ぜひ、頑張ってください!
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