まずは日本語を整理
英会話について考える時、最初に思いつくのが一般的な日常会話であると思います。例えば空港での飛行機のチケットの求め方、あるいはホテルのフロントでの会話など。確かに「旅行者」として海外に短期間とどまることを想定するならば、それで足りるかとも思いますが、それがビジネス英語ともなると、なかなかそうは行きません。
ビジネスでの英会話を考える前に、日本語でのビジネス会話を考えてみましょう。ビジネス会話の場面としては、どういった場面があるでしょう。
自社の紹介、自社取り扱い製品のプロモーションや説明、契約締結、支払いや回収の話など、日常会話とは一線を画した話になります。当然のことながら、そこに出て来るのは、日常の言葉よりも専門性を帯びた言葉になります。そして、その専門的な言葉は、多くの場合は、ビジネスマンが社会人になってから覚えたものが多くあります。例えば、一口に「回収」と言う言葉にしても、日常での意味と、ビジネス上での意味とでは、若干ニュアンスが異なってくることを考えればわかることです。
さて、そこで話を英語に戻します。
専門的なキーワードをおさえる
英語においても、ビジネス上での会話は、やはり専門性を帯びて来ることと思います。
それが特に、国際商取引などに関係してくれば、猶更のことと言えるでしょう。あるいは、自社製品のアピールにしても同様のことが言えます。ここで、少し電化製品に関する取引を想像してみましょう。
海外から日本に電化製品を輸入することを考えると。そこで想定される会話を考えると、例えば、コンセントの形状の説明、家庭用電源の電圧と周波数の説明、国土の一般的な気温や湿度などの環境、電気に関する法律なども会話に入って来ます。ですから、話される内容もかなり特殊になります。
それでは、こう言ったビジネス英会話を考えた場合、重要になるのは何かといえば、それは「語彙力」に尽きると言えます。
今挙げた少しの電気製品関連の言葉の中でも、「家庭用電源」「電圧」「周波数」「気温」「湿度」と言った単語も、必ずしも日常会話の範疇に入るものでは無いとも言えます。もしかすると、それはむしろ専門性を帯びている言葉、とも言えなくもありません。
「語彙力」は非常に重要
今は電気に関連した話を少ししましたが、当然のことながら、実際のビジネス英語は、その属してる業界によって、さまざまに変わってくることと言えるでしょう。
商取引上、あるいは輸出入に関わる話もそうですが、更に上の次元のこととして、製品やサービスに関する言葉、農産物であったり、工業製品であったり、ソフトウェアであったりと、業界独特の「言葉」や「表現」が出て来ることでしょう。
会話において、そのビジネス上でのやり取りをスムーズに、そして誤解のないように執り行うためにも、ビジネス英語における「語彙力」は非常に重要になるのです。
そして、その語彙力強化こそが、ビジネスを上手に進めていく上で、重要な役割を持っているものと言えるでしょう。
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